“地方でやってみたい”を一歩前へ。地元企業や地域との関わり方を見つける滞在型プログラム

京都移住計画（株式会社ツナグム）では、2014年度から京都府・京都府農業会議とともに、京都府内各地へのUIターンを考えているみなさんのサポートを行ってきました。本記事では、2020年10月からはじまる職住一体型の滞在プログラム『京都ローカルワークステイ』と『京都ローカルプロジェクト旅』のご紹介をしていきます。

自分がありたい暮らしへ一歩近づくための職住一体型プログラム

暮らす場所が変わることで、日々の仕事や生活はどのように変わるのでしょうか。また、地域でのプロジェクトやビジネスはどんなプロセスを経てはじまっていくのでしょうか。実は、既存の「移住」や「転職」「起業」という枠組みでは表現しきれないほど、その選択肢やステップはさまざまで、実際に自分自身で体験してみないとわからないことも少なくはありません。

私たち京都移住計画は、移住を考えているみなさんのお手伝いをする立場ではありますが、移住はあくまで、みなさんの“ありたい暮らし”を実現する手段のひとつだと考えています。

これまで移住サポートの一環として開催してきた移住セミナーや現地ツアーに加えて、プロジェクトをつくる地域プレーヤーや雇用をつくる地域企業を入り口とした一歩踏み込んだ関わり方を用意していきたいと思い、今年度から新たに2つのプログラムをはじめることになりました。

本企画を担当する京都移住計画の藤本（左）と並河（右）。Photo by 橋野貴洋

その先で、京都府内への移住につながればもちろん嬉しいですが、いちばん大切なのは、みなさんの“やってみたい”が叶えられる場所が見つかること。実際に、京都府へUIターンした先輩移住者のみなさんにお話を伺うと、叶えたい夢が実現できる場所を日本各地で探し、ロールモデルとなる人や取り組みと出会うなかで、最終的に京都を選んだ方も少なくはありません。

そこで、2020年10月から『京都ローカルワークステイ』と『京都ローカルプロジェクト旅』をはじめます。本プログラムは、京都府内各地へUIターンした方々が関わる地域プロジェクトや地元企業の取り組みについて、滞在・体験を通して理解を深め、みなさんの“やってみたい”を小さくチャレンジしたり、地域との関わりの一歩を見つけます。

「移住」や「転職」「起業」が前提の方だけでなく、プログラム内容にご興味があればどなたでも参加可能です。

地元企業で働きながら暮らしを体験する「京都ローカルワークステイ」

『京都ローカルワークステイ（以下、京都LWS）』は、自然豊かな“もうひとつの京都”に短期間滞在しながら、ユニークな取り組みをしている地元企業の仕事や職場の環境を知り、地域の魅力や人の魅力を感じることができる、職住一体型の移住体験プログラムです。

移住を考えているけれど地方でどんな働き方ができるのか体験してみたい、地元に根ざした企業に興味がある・働いてみたい、そんな方におすすめのプログラムです。

京都府内各地には、地域の課題やニーズにあわせた新規事業の立ち上げや、地元に向けたイベント企画など、さまざまな取り組みをしている、魅力的な中小企業がたくさんあります。ですが、既存の転職サイトではなかなかこういった情報に出会うことができません。展開している事業と地域との距離が近い分、企業の立場からどのようにまちを良くしていくか、まちの未来へ寄与していくかということを日頃から考えている経営者も多いです。

京都LWSでは3日間、地元企業で働く社員の方々と行動をともにしながら、日々の仕事内容やライフスタイル、地域コミュニティを実際に体験していただきます。その中で、地方における企業の役割について理解を深め、参加されるみなさんが“ありたい働き方”に一歩近づくためのきっかけをつくれたらと思っています。（※新型コロナウイルスの感染状況に応じて、開催の可否について判断させていただきます。）

＼こんな方におすすめのプログラムです！／

・京都のローカルエリアや地元企業の取り組みを知りたい！
・地方での仕事や暮らしを職住セットで体験してみたい！
・地元企業で働きながら自分の経験やスキルを活かしてできそうなことを考えたい！
・先輩移住者や地元の方のライフスタイルに興味がある！

■こんなプログラムを予定しています！

▼京都ローカルワークステイ特設ページはこちら
https://concierge.kyoto-iju.com/local-work-stay

地域プレーヤーの行動や思考に密着する「京都ローカルプロジェクト旅」

『京都ローカルプロジェクト旅(以下、プロ旅)』は、UIターン後、京都府内で「空き家活用」「ローカル観光」「移住」「6次産業化」「環境 × アート」などをテーマに、さまざまなプロジェクトやビジネスを立ち上げている地域プレイヤーの元を訪ねます。取り組みの内容やUIターンの背景・企画の進め方・今後の展望などをお伺いし、参加するみなさんとともに “地域プロジェクトの展開や新たな関わり方” を見つけていくためのプログラムです。

地域プレイヤーの働き方は人によってさまざまで、収入源となる仕事をひとつから複数もちながら、ライフワークとしてプロジェクトに関わるケースや、“やってみよう”と小さくはじめたことがスモールビジネスになっていくケースがあります。また、地方では、思いもよらぬところで都市部での経験が活かせるというケースもあり、みなさんの興味関心ややってみたいこと意外にも、活躍できる余白が見つかるかもしれません。

プロ旅では2日間、地域プレイヤーの行動や思考に密着しながら、地域におけるプロジェクトのつくり方や、人や土地との関係性づくりについて学びます。そして、参加するみなさん自身が「自分だったら今後どんなことができそうか」を考え、地域との関わりの一歩を見つけていくような時間を過ごせたらと思っています。（※新型コロナウイルスの感染状況に応じて、開催の可否について判断させていただきます。）

＼こんな方におすすめのプログラムです！／