地域資源とローカル観光をつなぐ <残席1名>生き方や暮らし方を巡る旅行会社に密着する2日間

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こんな方におすすめです!

  • 地域の人に出会うユニークな旅「天職観光」の企画を考えたい
  • ・ゲストハウスの開業やローカル観光に興味がある
  • ・滞在を通して自分の「天職(X)」についても考えたい

※「京都ローカルプロジェクト旅」企画の趣旨については、こちらの記事をご一読ください。

工忠さんが提案する「天職観光」とは

京都府北部へUIターンし、自分が“こうありたい”と目指す暮らしや生き方を実践している先輩移住者からお話を伺い、参加者自身の「天職(X)」について考える旅、「天職観光」。

一般的な観光のように名所を巡るのではなく、多様な生き方をしている人や地域ならではの場所を巡り、ロールモデルとなる人と出会うことで、一度きりの人生を楽しむためのヒントを得られる新たな観光のかたちです。

「いつか田舎でカフェを開業したい」「半農半X(※1)を実践している人の話を聞きたい」「自然豊かな環境で子育てをしている人の話を聞きたい」など、参加希望者の相談内容に合わせてカスタムメイドのツアーが組まれます。(※現在はオンラインで実施中)

(※1)半農半Xとは・・・綾部市在住の塩見直紀さんが1990年代半ば頃から提唱している “自給農” と “自分のやりたいこと” を両立させたライフスタイルのこと。自分や家族が食べる分の食料は小さな自給農(半農)でまかない、残りの時間は、自分のやりたいこと(半X)に費やすという暮らし方です。

「天職観光」を提案するのは、綾部市で「里山ゲストハウス クチュール」と旅行会社「MATA TABI」を経営している工忠照幸(くちゅう てるゆき)さん。「自然豊かな場所でゲストハウスを開業したい」と日本各地を巡り、2013年に綾部市へ移住しました。

2019年は延べ585名が宿泊し、その半数は外国人旅行者です。「Visiting Friends & Relatives(VFR)」というコンセプトで運営し、宿を通して里山ならではの時間の過ごし方や人との関わりを提供しています。

人口が少なく「ここには何もない」と話す地元の方にとって、外から人が来ることで自信を取り戻せるのではないか、地域住民だけでは人手が足りていない行事を手伝ってもらう関係性がつくれるのではないかという発想から、移住した翌年に旅行会社を設立。工忠さんは宿のオーナーとして、またはツアーガイドとして、地域の課題と観光客のニーズをマッチングすることを生業としてきました。

工忠さんが地域に関わるようになった背景・きっかけ

大阪府吹田市出身の工忠さん。19〜26歳のあいだにバックパッカーとして世界を2周し、帰国後はホテルマン、海外秘境ツアーの添乗員として働いたそう。ご自身が旅先で経験してきたことや、旅行業に携わるなかで「里山を目指して世界中から旅人がやってくると確信していました」と当時を振り返ります。

工忠:移住を考えはじめてから1ヶ月ほど情報収集をして、2ヶ月かけて日本各地の里山を巡りました。自然の近くでゲストハウスがしたいと思っていたのですが、特に場所は決まっていなくて。いくつか候補地を訪れるなかで出会ったのが、綾部市の上林エリアでした。自分自身がアジアの田舎を好んで旅をしてきたので、日本の里山にも同じ体験を求めて人がやってくるという確信はありましたね。

さまざまな地域を訪れるなかで、最終的に綾部市への移住を決めたのは、入社前にキリマンジャロに登りたい!という工忠さんの夢を受け入れてくれる職場があったことと、先駆的に農家民宿をはじめていた女性がいたことから。家も車もない状況での移住という、チャレンジングな選択でした。

工忠:綾部でゲストハウスをやりたい旨を彼女に伝えると、すごく喜んでくれたんです。家やゲストハウスの物件探しも手伝ってくださり、ご紹介いただいた先が上林でした。山のなかにある集落ですが、この辺りが昔の街道筋だったからか、よそから来る人を受け入れる土壌があると感じました。

「天職観光」は、「半農半X」を提唱している塩見直紀氏の“人はきっと天職のための旅をする”というコンセプトから生まれた言葉。塩見さんのアイデアに着想を得た工忠さんは、ご自身が移住するまでに経験したステップをもとに、実際に地域の魅力や人の生き方に出会えるツアーを考案しました。

工忠:ぼくたちが提供したい旅のスタイルを考えると、地域なくしては事業ができません。「天職観光」をはじめる前からずっと、この地域の魅力は「人」だと思ってきましたし、さまざまな人の行き来が生まれることで、そこで起こる「出会い」そのものが次の魅力になっていくと感じています。あくまで僕たちは、この場所に新たな人たちを連れてくるガイドの役割ですね。

工忠:新型コロナウイルスの影響で、当分のあいだ外国から人が来ることはむずかしくなってしまいましたが、先が見えないなかで、自分自身の働き方や暮らし方を見つめ直す人が増えたのではないかと思っています。今後も「天職観光」を通して、そういったみなさんが次の人生を考えるきっかけになるような時間を提供していきたいですね。

工忠さんのプロジェクトに密着する2日間

地域の魅力と課題、どちらとも向き合い・発信しながら事業を進めてきた工忠さん。「綾部市には年間6万人ほどの観光客が訪れているものの、里山との接点はまだつくりきれていない」とお話はつづきます。

工忠:日々の暮らしのなかで、集落の人口や年齢構成が肌感覚でわかるので、目の前にせまっている課題に対する解決策を「旅」を通してつくっていきたいです。例えば、長い時間をかけて丁寧な暮らしを実践してきた地域のおじいちゃん・おばあちゃんの経験や精神を継承したいと考えたときに、そういった暮らしを考えたい若者向けのツアープログラムを企画するようなイメージですね。天職観光になり得る地域資源はたくさんあるので、今回参加していただくみなさんとともにオリジナルツアーをつくっても面白いですね。

\ こんなプログラムを予定しています /

  • ・工忠さんが案内している綾部市のローカル観光スポットを訪ねる
  • ・地元の方や「天職観光」で案内しているUIターンの方からお話を聞く
  • ・見た風景や出会った方々から得たヒントをもとに、オリジナルの「天職観光」プランを考える

工忠:今後は、単身の方やクリエイターの方が短期滞在できるようなシェアハウスをつくりたいと考えています。地方では、実際に観光業界で働いたことがある人も少ないので、そういう経験を活かしたい方のご参加も大歓迎です。

綾部市に移住される方には、バックパッカースタイルの旅を経験したことがある人も多いのだとか。

工忠:共通点と言えるほどではないかもしれませんが、綾部市に移住した方のなかにはバックパッカーをしながら、訪れた先で現地の人に助けられた経験がある人が多い気がします。ぼく自身もそうでしたが、アジアの田舎を訪れた時の感覚に近いものがここにはあって。ゆったりとした時間の流れや、人のやさしさが残っているのかもしれませんね。

■プログラム詳細

開催日程 令和2年11月20日(金)〜21日(土)
参加費 一般の方:5000円
学生の方:3000円
※現地での食費・宿泊費等は別途自己負担となります。現地での滞在費用につきましては、後日目安をお伝えいたします。
定員 3名
申込フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfIFcLco6R9eQ0uggBesMtoIe-kwxSB-lQRVo_BqEptxGrhUg/viewform
申込〆切 10月6日(金)23:59

天職観光:https://www.tenshokukankou.com/
MATA TABI:https://matatabi-journey.com/
綾部市HP:https://ijurikkoku.com/

本プログラムで訪れる「綾部市」について

京都府のほぼ中央に位置し、京阪神と日本海側をつなぐ交通の要衝。由良川の清流と美しい田園風景や魅力あふれる里山に恵まれ、多彩な産業が集積するものづくりのまちとして快適性と利便性とを併せ持つ田園都市です。

参加者募集へ向けたオンライン説明会&交流会を開催します!

2020年10月にスタートするプログラムに先がけ、8月・9月にオンライン説明会&交流会を開催しますので、ご興味ある方はぜひお気軽にご参加ください!プログラムの参加に限らず、内容やテーマ・ゲストに興味があればオンラインイベントのみの参加も可能です。

▼参加申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf9b2Inoov4zXNqS8daFG0uRHYqAFZInuckqY3wTZ26DjSPjA/viewform

《第2回 京都ローカルプロジェクト旅 オンライン説明会&交流会》

■開催概要
日時:9月29日(火)19:30~21:00
※途中入室・退出も可能です。事前申し込みの際にご連絡ください。

■ゲスト紹介(本プログラムの受入コーディネーター)
【環境芸術】かめおか霧の芸術祭 持田 博行さん@亀岡
【天職観光】里山ゲストハウスクチュール工忠 照幸さん@綾部
【地域観光】おにぎりとおやつmusubi 寺田 俊介さん@宮津

▼イベントページ
https://kyoto-iju.com/topics/localproject-event0929

記事の作成に関わってくれたクリエイター

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