移住希望者にマッチした転職先を提案する 【しごと旅行】移住希望者と企業訪問 京都×クリエイティブの現場を訪ねて

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京都で暮らしたい人の想いを形にする京都移住計画。これまで「居・職・住」という移り住む人にとって必要な情報やイベントを開催してきました。なかでも、京都にある魅力的な求人なども独自で発信していましたが、せっかく京都の企業との繋がりもあるわけだし、「もっと、京都移住計画らしい仕事の見つけ方を提示できるのでは……?」と思い至った昨今。

そこではじまったのが「しごと旅行」です。移住をふまえた転職活動中の人に、興味のある分野や就きたい仕事などをヒアリングして、マッチしたいくつかの会社を旅するように巡る企画。

東京で食に関わる仕事をしながら、新しいステージを模索する一人の女性と、3つの会社をぐるり巡ってきました。

今回の「しごと旅行」に参加した人

尾方 里優さん

水産業や飲食業をおこなう株式会社GATEに所属。現在は東京在住だが「人生で一度くらいは歴史ある京都の街に暮らしてみるのもいいかも!」という思いで転職活動を開始。

「人が豊かに暮らすこと」に興味を持ち、その目標到達にむけて複合的なアプローチをしていきたいと模索中。新しいことにチャレンジするのが大好きで好奇心旺盛な性格。

「旅行」らしく街歩き!歩いてわかる京都の風景

この日の集合はJR丹波口駅。見学する会社ではなく、駅を集合場所にしたのは、せっかくの「しごと旅行」、ちょっぴり旅らしい要素も入れてみたかったから。

というわけで、京都中央卸売市場から島原エリアへと入り、1件目の会社を目指すことにしました。

島原はかつて新選組や西郷隆盛なども出入りした花街。重要文化財の揚屋建築「角屋」と、今も営業を続けている置屋「輪違屋」などが有名です(時折一般公開あり)。

島原の建物の多くは住宅になっていきましたが、古い建物を使ったカフェが見られるなど、積み重ねてきた歴史は今もあちこちに残っています。

京都市の登録有形文化財「島原大門」。この門から向こうが花街でしたが、島原の女たちは他の花街と違って、手形があれば自由に門のあちらとこちらを行き来できたそう。

街に残る「仁丹」の町名看板にも興味津々の尾方さん。

尾方さん:「歴史ある『建物』ではなく、昔を思わせる街並みがそのまま残っていてすごい。時を重ねてきたからこそ生み出される空気は、新しく似せてつくっても出せるものではないですね。歴史息づく街ってイメージだったけど、まさに!京都の魅力を最初からバンバン感じました。事前に調べて、魅力的だなと思った会社の方々に直接お話聞かせてもらえるのが、すごく楽しみです!」

地産地消ができる社会へ!「農」に関する事業展開をおこなう「株式会社マイファーム」

島原を抜けてやって来たのは七条新千本にある「KYOCA会館」!京都青果合同株式会社(京果)の社屋として立てられたビルで、現在はリノベーションされて食にまつわる企業やお店が入居しています。

ここでお話をおうかがいするのは、「株式会社マイファーム」さん。

自産自消ができる社会を目指して貸し農園の運営や農業スクールの開講など、「農」に関する幅広い事業をおこなっている会社です。

お話をうかがった取締役の木本さん。

木本さん:「今日はありがとうございます!お越しいただいたばかりで恐縮なんですが、じつは2019年の1月に大きく社内の体制が変更になって

尾方さん:「今日はよろしくおねがいします!……なんと、そうなんですか!」

木本さん:「うちの会社のビジョンは『自産自消ができる社会を目指す』。社員は現在37名いて、いろんな事業をやっていまして」

会社沿革をパンフレットで見せてもらいました。

木本さん:「創業期は農業体験のサービス事業からスタートしました。いわゆる農作放棄地や休耕農地と呼ばれる、使われていない畑を農業体験の場所として活用する事業です。そのあと、『アグリイノベーション大学校』という農業のビジネススクールを開講します。行政主導ではなく、民間の農業スクールというのはまだ珍しくて」

尾方さん:「なるほど」

木本さん:「その開講がきっかけで、たとえば農業への参入サポートであったり、学生さん向けに農業を仕事にすることへの講座を開講したり、農林水産省直下の教育事業をおこなったりと、『アグリイノベーション大学校』から現在まで業務の枝葉が伸びてきた感じです。

あとは野菜の流通販売ですね。全国の新鮮な野菜を全国の食卓に届ける通信販売もおこなっていますし、漢方で有名な株式会社ツムラさんと組んで、漢方薬に使用する生薬なんかもつくっているんです。自分たちもつくるし、農家さんも募りながら薬草づくりの畑を全国で増やしていってて……。あと農作放棄地を活用して放牧畜産にも関わっていたり」

尾方さん:「事業の幅がものすごいですね!」

木本さん:「そうなんです。ありがたく会社も順調に伸びていっています。ただ、事業が多岐にわたっているのでタテワリになってしまいがちなんですね。チーム分担で他所のチームが何をやっているかわからない状態はよくないなと。自分たちが本当に何をやりたいのか、社内体制の変更を経て明確にしていく真っ最中なんです」

尾方さん:「いま転職活動中なんですが、理想的な社内体制だなぁと思います。目標達成に向けて複合的な解決策を提示できるようになるのが目標なので……。この社内体制は組織全体で見直しているような感じなんですか?」

木本さん:「はい。たとえば流通販売に情熱を燃やす人がいるんですが、あちこちに仕入れに行ってるんですよ。個人のスキルに頼りすぎちゃっているところがあって、その人がインフルエンザとかになっちゃうと事業が動かなくなる(笑)

木本さん:「それはいけないので、同じ流通の事業部にエンジニアを新たに加えました。その人は別の会社でも働かれているんですよ。今まではバイヤーがひとりでコツコツ動いていた部分をシステムで運用できるよう、プラットフォームをつくっているところです」

尾方さん:「マイファームさんって設立10年ですもんね。いろんな発展をいままさに次のフェーズへ移行させているんですね」

木本さん:「社長がもう、少年みたいな人で……(笑)。どんどん新しいことを始めるんですよ。将来的には福岡にも拠点をつくりたいと思っていまして」

尾方さん:「福岡ですか!私、出身地が福岡でして大学も九州だったんです」

木本さん:「そうなんですか!尾方さん、京都で仕事を探してるとのことですがもし入社されるなら福岡勤務でも大丈夫でしょうか?(笑)」

尾方さん:「(笑)。福岡ではどんな事業をおこなう予定なんでしょうか?」

木本さん:「じつは立ち上げといて~!って社長に言われたばっかりで……少年みたいでしょ?一応、オフィスだけは場所を確保しているんですが、農地などの選定はこれからなんです。うちは活用に使う農地は、オーナーさんの名義は変更しないんです。各オーナーさんに農地を活用してもらうためにマイファームの知識やリソースを使ってもらう感じで。ただ、福岡の拠点はいま会社でおこなっている全ての事業を運用できる体制にはする予定です」

京都を本社に、どんどん新しい拠点をつくっていく「マイファーム」さん。現在、体験農園の拠点は全国に100カ所以上!全国に多くの農地を確保できるのは、それだけ一次産業がかつて盛り上がり、そしていま改めてその価値が見出されているのかもしれません。

尾方さん:「社員さんが37名の中で様々な事業を展開されていて、現場のパワーや決裁権の大きさを感じました!また、変化のスピードが早く、柔軟性が高い組織という印象を受け、好奇心旺盛な私と合いそうだと感じました。笑 上場も目指されているということで、企業としてより成長していく重要な時期。大変な時期でもあると思いますが、とても貴重な経験ができるのだろうなと感じました。

食に関わる仕事をしている分、食に対する問題意識を最近強く持っていたので、人も自然も豊かになる一次産業の模索、その発展に寄与されている企業とご縁をもらえたことに感謝です。

お話頂いた木本さん、とてもパワフルで魅力的な方でした!自分のキャリアを考える上で、ロールモデルになる女性とお会いできたのも良かったです!色々とお話聞かせて頂きありがとうございました!」

食育重視の保育園運営&焼肉屋を超えたアツい想いに感涙「株式会社 きたやま南山」

次にやってきたのは北山!北山通の有名焼肉店「南山」を経営する「株式会社きたやま南山」さんでお話をうかがいます。

ごろ~~ん。

到着して早々、焼肉屋さんになぜか寝転ぶ一同。背景には五山の「妙」を望むロケーションが広がります。

じつはここ、焼肉屋さんの店内ではなく……

保育園!!

「株式会社きたやま南山」はなんと敷地内に保育園を運営する焼肉屋さんでした。

焼肉屋さんが保育園……?と呆気にとられる一同に微笑むのは、代表取締役の楠本さん。

尾方さん:「どうして焼肉屋さんが保育園を……?」

楠本さん:「保育園の運営は、食を通じて豊かな世の中をつくる大きな目標のなかのひとつです。詳しくお話するには、地下でお話しましょうか」

保育園の地下には大きな肉の塊が。

尾方さん:「南山は昔から今のスタイルになったんですか?」

楠本さん:「話すと長くはなるんですけれど、うちは受難の連続でした。もともと会社は父が経営していたんですが、大きい時で2030店舗ほど構えていたんです。まだ流通も発達していない時代に、農家と提携して産地直送の有機農産物を扱おうって。

ちょっと早すぎたんですよね。結局、多店舗経営はうまく行かず2001年、破綻。そして私が父から経営を引き継ぐことになるんですが、2001年といえば……BSE問題が発生して」

尾方さん:「いわゆる『狂牛病』ですね。すごく話題になりました」

楠本さん:「しかも被さるように同時多発テロ事件。世界の終わりのような中で、牛肉業界は死に絶えるんじゃないかっていうくらい、長期にわたって落ち込みました。あとを任された途端に大変なことが起こって。

諸問題が起こる直前に破綻していたうちはすぐさま追い出されるなんてことはなかったんですけれど、膨らませすぎて爆発した会社なんて社会からは何の価値もありませんから『救済措置なんてない。だらしない企業はなくなった方が世のためだ』と言われ……

尾方さん:「聞くだけで苦しい内容ですね」

楠本さん:「そこで、なんとかして存在を望まれる会社になりたいと考えました。ちなみに店舗は、かつて滋賀県にあって1970年代にダムに沈んでしまった村の、築200年の農家を移築した建物なんです。建物というのは家族が食べるために一緒に暮らすための空間。囲炉裏を囲んだの人々の暮らしが染みついた建物で、ロースターを囲炉裏に見立て、食の原風景を復元しようっていう意思のもと、南山はスタートしたんです」

楠本さん:「そこに立ち帰ろうと、新しく南山は『5つの約束』を掲げました。『食』と『農』、人と人の笑顔をつなぐレストランを目指すこと。生産者とともに安心安全な食をお客様に届けること。そして循環型の農畜産業を応援するということなど……

尾方さん:「循環型の農畜産業っていうのは……

楠本さん:「農業はもともと家畜と共にあったもの。人が食べない草を牛が食べ、牛の糞から堆肥が作られ、その堆肥で農作物が育つ。かつては当たり前のように行われていた自然の循環に寄り添うスタイルの育て方です。菜食主義者の方が『牛の育成は森林を破壊し環境破壊に繋がる』なんていうけれど、砂漠化した土地の緑化には牛の放牧が効果的なんて研究結果もあるくらいなんです。

自給飼料や放牧など、循環型で育てた牛はとっても美味しいうえに、牛が栄養豊富な土をつくるから『地力』が落ちない。南山は、流行やブランドに囚われず、環境に寄り添った畜産家たちを応援しています」

尾方さん:「素晴らしい経営理念……。そこでさらに保育園まで経営するなんて」

楠本さん:「いま『食』と『農』と『子育て』の担い手が減っている世の中なんですよ。『農』のほうは特に顕著ですね。何でも簡単に手に入るからこそ、作り手と買い手が乖離してしまっている。循環型農業などの生産する側を応援するだけではなく、料理をする側・食べる側も育てないといけないと思ったんです」

肉の貯蔵室に隣接する形で、オープンキッチン型の解体部屋が設置されている南山の地下『ギューテロワール』。牛の解体や管理を学ぶスクールや、生産者を呼んだイベントなどをおこなっています。

楠本さん:「保育園はフロアの半分がキッチンというくらい、給食やおやつの提供に力を入れています。また、階を下ればすぐにこの『ギューテロワール』があります。子どもたちはしょっちゅう、ここで骨つき牛肉の解体を見学していますよ。自分たちが食べるものがどう育てられ、どう屠殺・解体されるかを考えられる人材を育てる。そのためにはまず保育園から!って」

そのほかにも、22年もの歳月を繁殖牛として生きた雌牛を「安楽死させるくらいなら食べましょうよ!」と呼びかけ、子どもたちとともに牛の最後を見届けたあと美味しくいただくなど、焼肉屋を超えた活動を続ける楠本さん。

その情熱とバイタリティあふれる姿勢に尾方さん、感涙……

楠本さん:「大地を耕す牛のごとく、人と夢を育む、ゆたかな土壌をつくる活動をこれからも頑張りたいですね」

ありがた~いお話のあとは、南山のランチセットに舌鼓!

赤身本来の旨味を味わえるセットは、京丹後の「京たんくろ和牛(短角×黒毛和牛)」など楠本さんこだわりの肉が使われています。

南山で提供される肉のうち、いただいた「京たんくろ和牛」は、なんと全てハラール屠畜!「予約なしでもハラール和牛を楽しめるように」とムスリムの人たちが安心して食事できるような環境づくりを整えている、さすが南山、心の込め方が段違い……

「南山のお話をぜひ聞きたい!」と老舗旅館の若女将も駆けつけるなど、そのすばらしい経営方針は飲食業界以外でも話題であることがうかがえました。

尾方さん:「自然と涙が溢れてしまうほど、楠本社長のお話、胸に響きました。お客さまやスタッフに対してはもちろんですが、牛への愛もすごい。自分たちの事業に愛を持って取り組み、よりよくなるように試行錯誤して形にしていく。必要であれば、未経験のことでもどんどんチャレンジ!

楠本社長の生き方、あり方を見て、感動し、自分もこんな風に仕事に取り組みたい、取り組んでいかんといかんなと、仕事に対しての姿勢を考えさせられる時間にもなりました。

『さとのやま保育園』は、子どもたちを大切に想うスタッフの方々の温かさが伝わる空間。ランチを頂いた『南山』は居心地良く、お肉もすごく美味しい!

京都に来たときは『南山』のお肉を食べに来ます。楠本社長との時間は感動の嵐でした。素敵なご縁ありがとうございました!」

あらゆるクリエイティブを動かせるのは「ピュアな心」!?「ロフトワーク京都」

最後にやってきたのは、道の奥に京都タワーを望む五条エリア。クリエイティブディレクションとプロジェクトマネジメントを得意とする企業『ロフトワーク』の京都オフィスにやってきました。

ここはオフィスだけではなく、ノマドワーク可能なカフェに、3Dプリンタなどの電子工作機械や新しいクリエイティブのヒントになるようなさまざまな素材が集積されているオープンスペースとしての一面もあります。打ち合わせやイベントで行ったことがある!という人も多いのではないでしょうか。

マーケティングを担当する浦野さんにお話をうかがいました。

浦野さん:「尾方さんは出身が九州で東京在住なんですね。もしこちらで仕事をされるとしたら、京都に移住される感じですか?」

尾方さん:「そうですね、住んでみたい街でもあるので移住を考えています」

浦野さん:「私も2018年の5月に京都に移住してきたんですよ。というか、社内のディレクターと結婚したんですが、子育てのために京都に越してきた感じで。

元々、東京ではイベントの企画や産学連携のプロジェクトを行なっていて、私個人としては東京に居たかったんですよね……。結婚して1年くらいは東京から離れなかったんですけど、旦那さんが『子育てするには京都の方がいいと思う!!』って言って(笑)」

京都ではマーケティングと採用・広報……と複数の業務を兼務しています。まあ、東京と比べて人数が少ないので」

尾方さん:「そんな経緯が!私はロフトワーク東京には行ったことがあるんですけど、京都ははじめてなんです。京都ではどんなプロジェクトをしてるんでしょうか?」

浦野さん:「そもそもロフトワーク自体がディレクターの集まりなので、業務はノージャンルなんですよね。VRのコンペをおこなったりもしますし、飛騨の木を使った100万円のキャットツリーを作ったり、農業の概念をリデザインするプロジェクトとか……

いろんなプロジェクトのベースにあるのは、既存の潮流だと「次の一手」が難しいものに、別の新たな価値を加えることですね。新しい価値づくりのために、問題の根本を深く考察して、コンセプトを探すところからクライアントと一緒に向き合うのがうちの特徴です」

尾方さん:「別の新たな価値を加える……

浦野さん:「そうです。これは運営する「MTRL KYOTO」にも言えることですね。建屋の1階と2階部分がオープンスペース「MTRL KYOTO」になるんですが、ここには40ほどの素材が集まっています。素材の用途が形骸化していたり、偶然できてしまったけど用途が見つからなかったり、そんな可能性に富んだ素材を集め、クリエイターの想像力と掛け合わせて、新しい価値を見出すということも積極的におこなっています」

尾方さん:「プロジェクトの運営から素材の集積まで、一貫して『価値づくり』があるんですね!」

浦野さん:「いろんな素材が集まっているんですが、砂やコンクリートのような質感が出せる水星の造形材や、ゴムのように伸びるけど、電気を通す素材……。あと京都らしいのは木材や西陣織などの布製品など、昔ながらの素材が豊富にあることですね。そのへんは東京のMTRLと違うところではありますね」

尾方さん:「たしかに、東京はもっとこう……雰囲気が違うというか」

浦野さん:「そうなんです。東京にも『MTRL』はあるんですけれど、そこではもっと実験的なイベントが多いんですよね。テクノロジーを駆使して身体拡張したり、新しいスポーツを考えたり、まだあまり開発されていない嗅覚の可能性を模索したり……。京都は伝統産業や職人が豊富なので、ある意味『京都らしいMTRL』になっていると思います。

浦野さん:「京都には積み重ねられてきた歴史に裏打ちされた伝統産業、経路豊かな大学や企業がたくさんありますよね。そこにいち早く目をつけ、ロフトワークはもともと烏丸のほうにオフィスを構えたんですが、より立体的なプロジェクトをしたくて、築120年の建物をフルリノベーションするかたちで五条に引っ越してきたんです」

尾方さん:「開放感があってとても過ごしやすい空間ですよね。オープンスペースがある企業っていいですね……。会社の雰囲気はどんな感じなんでしょうか?」

浦野さん:「そうですね……自分も含めて、ピュアなところでしょうか(笑)」

尾方さん:「ピュア!?」

浦野さん:「そうなんです。これだけディレクターがいれば陣取り合戦が起きそうなんですが、ロフトワークの社員って社内の勝ち負けに本当に無頓着。だからこそプロジェクトに対して真摯に打ち込めるし、社内と社外の情報の垣根をこえて問題解決に取り組めるんです。

ゼロベースからクライアントに寄り添って課題解決をしたいので、単純に「これつくってください!」といった、あらかじめ予見や成果物が決まってしまっている案件ははお断りすることもありますね」

尾方さん:「提案型の問題解決は私もとても興味のある分野です。多角的な解決方法を身に付けたいと思っているので、どんな意志があるのかをおうかがいできてとても良かったです!

ちなみに……東京勤務を望んていた浦野さんですが、京都に移住していかがでしたか?」

浦野さん:「子育てはやっぱりしやすいですね!自然が多くて身近にあるのもうれしいところです」

尾方さん:「課題の本質に迫り、どんな価値を生み出していくのがよいのかを考え続け、形にしていくロフトワークさん!事前に色々と情報をみて、ぜひ会いたいと思っていた企業さんでしたが、調べたときに感じていた通りの素敵な企業さんでした!

東京の『MTRL』にもお邪魔してみましたが、京都の『MTRL』を訪れてみて、東京の雰囲気と全然違う!やっぱり実際に行ってみないとわからないことがたくさん。webだけでは調べきることが出来ないロフトワークさんのお話をたくさん聞くことができ、肌で感じることができ、大変貴重な時間となりました。

聞きたいことや話したいことがたくさんあって、時間が足りず、、お忙しい中面談時間を笑顔で延長してくださった浦野さんに感謝です。ありがとうございました!」

3社の見学を終え、外は夜になりかけの時間帯。

電線が行き交う街の向こうに、夕空に伸びる京都タワーが印象的でした。

「しごと旅行」を終えて

ロフトワーク京都を辞去したあと、五条楽園内で軽く打ち上げ。

五条楽園はかつての「盛り場」で、レトロな遊郭建築を活かしたお店が入居するなど、カルチャーが変容しつつある街です。

「マイファーム」や「きたやま南山」といった食にこだわる企業に、「ロフトワーク京都」などの時代の最前線をいくクリエイティブ企業など、バラエティー豊かな会社が暮らす京都。

ゲーム業界のレジェンド「任天堂」や、半導体やLEDで名をはせる「ローム」などが生まれたのも京都。はんなりしたイメージだけではない、豊かなビジネスを産む土壌があるんです。

ちょっと時間が足りなくて街歩きの時間が少なかったのですが、この「しごと旅行」を通じて、京都で働くこと、住まうこと、生きていくことのリアリティを少しでも体験できればいいな……と思いながら、第2弾・第3弾も開催を思案中!

尾方さん:「この旅、すごかったです!自分だけではこんな濃厚な時間をつくれない!

街について深く知っている方に、滞在スケジュールをデザイン・案内してもらえるのは、短時間で有意義で効果的な時間を過ごせるんだと実感しました。京都の歴史に触れながら巡るのも楽しかったですが、地元の方だからこそ知ってる情報やお店について聞けるのも大変楽しく、貴重なものでした。実際に生活するとなるとめちゃくちゃタメになる情報です!

それから、また会いたい!と思える方々ができたのも、すごく嬉しい出来事でした。

今回案内していただくくなかで、訪問させていただいた企業さんだけでなく、一緒に同行してくださった方や打ち上げで入ったお店の方などと仲良くなれたことで、京都に再訪する時の楽しみが増えました。会いたい人ができるって、京都に親しみが持てて、京都へ行きたくなるポイントですね。

仕事について深く知れる。街を好きになる。また会いたい人ができる。また行きたい場所ができる。様々な関係性をつくりながら仕事を探せる「しごと旅行」。京都への移住に対してのイメージがより湧いて、楽しみが増える旅でした。素敵な企画ありがとうございました!!」

今回訪れた各社に興味を持たれた方は、詳しくは以下の求人記事もご覧下さい。

①株式会社マイファーム

②株式会社さとのやま保育園

③株式会社きたやま南山

④ロフトワーク

しごと旅行いかがでしたでしょうか?

実はこの記事を作成中に、尾方さんは無事ロフトワークさんに内定・入社することなったとのご連絡を頂きました。改めておめでとうございます!

京都移住計画では、引き続き京都に移り住みたい人、働きたい人と京都の会社さんのご縁をこれまでなかった形でつないでいけたらと考えていますので、こんな企画をして欲しいなどのリクエストがあれば、お気軽にご連絡下さい。

旅のはじまりをつくる!?現代版参勤交代

さて少し話は変わりますが、しごと旅行のようなご縁を沢山つくっていきたいのは、京都移住計画に限った話ではありません。

京都に限らず地方へ移り住むことを考えている皆さんと出会う年1回のイベントを、各地の移住計画と共に開催することになりましたので、良ければお付き合いください。(京都以外にも移住計画があったの?という方は、こちらの記事をご覧ください)

各地の移住計画の仲間と共に、2017年に「みんなの移住ドラフト会議」と題して開催したイベントの第二弾。


現代版の参勤交代と称して、各地の移住計画と地域のプレイヤーが藩の冠のもと、東京(江戸)に集い、地方に参勤して欲しい人達をドラフト形式で指名していくという企画となります。骨組みは前回の「みんなの移住ドラフト会議」と同じですが、今回は江戸時代をパロディ化。

北は北海道、南は鹿児島までの13の地域との出会い、地域とのこれからのご縁をつくるきっかけになります。ですので指名されたからといって移住しなければならないわけではありませんので、ご安心を。

■二地域や他拠点居住をゆくゆくしてみたい
■ここではないどこかへの移住を考えてみたい
■首都圏から地方に関わるきっかけが欲しい
■各地の移住計画の人に会ってみたい

かならずしも移住を前提にした関わりではなくとも、このような機会からあなだだけの地方へのしごと旅行がはじまるかもしれません。

詳しくは特設WEBサイトをご覧の上、エントリーください。

記事の作成に関わってくれたクリエイター

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