2017.10.19

すべての人をヒーローに。人の価値を伝えるコンテンツづくり

「一人ひとりが持っている価値を、必要としている人にきちんと届けられるお手伝いをしたいんです。誰か困っている人がいた時にさまざまな解決策を提示できる、Webコンテンツ業界のシンクタンクのような存在になりたいですね」

京都の台所、錦市場。そこから歩いてすぐの場所に株式会社ウェブライダーはあります。

Webプランニング会社として、2010年に誕生。Webサイト制作やツール開発、コンサルティングなどWebに関わる幅広い業務を展開しています。なかでも得意としているのは、コンテンツプランニングと検索エンジンマーケティングです。

ポリシーは、世の中にあるわかりにくいことを、わかりやすい形で必要な人に届けよう。

ウェブライダーが今まで世に送り出してきたWebサイトには、「ナースが教える仕事術」「美味しいワイン~世界一わかりやすいワインの選び方~」などがあり、どれも大きな成果を上げています。

また、“自分たちが本当にほしいツールは自分たちでつくる”をモットーに、最新SEOに対応した「賢威」というホームページテンプレートや、リスティング広告などで使うバナーを制作するアプリケーション「バナープラス」。そして最近では、わかりやすい文章を書くための推敲・校閲支援ツール「文賢(ブンケン)」をリリース。

代表の松尾さんは、書籍「沈黙のWebマーケティング」「沈黙のWebライティング」の著者としても知られ、いまやWebコンテンツ業界のなかで知らない人はいないというほど、突き抜けた会社に成長しました。

今回募集するのは、「デザイナー」「ライター」「プログラマー」として一緒にウェブライダーのコンテンツを作っていく人です。経験は問いません。

もしかしたら、突き抜けた会社なのだから、高いスキルを求められるのではと思った方もいるかもしれませんね。いえいえ、そんなことはありません。もちろん各分野の専門知識があれば、入社後に活かせる場面はたくさんあります。でもウェブライダーでは、スキルよりも大切していることがあるんです。

キーワードは「本質思考」。京都にある本社で、代表の松尾さん、そして3名の社員の方々にお話を聞いてきました。

すべては一冊の本との出会いから始まった

松尾さん:フリーで仕事をした時、将来は不安しかありませんでした。悶々と過ごしていた時、ふらっと足を運んだ京都市内の本屋さんで偶然目に留ったのが、2006年にベストセラーになった「ウェブ進化論」という一冊の本。なぜか惹き付けられて読みはじめたら、すごくおもしろかったんです。

そう話してくれたのは、代表の松尾さん。もともと舞台音楽の制作をはじめとした音楽制作の仕事をしていた松尾さんでしたが、ストレスから体調を崩し退職。フリーランスとして仕事をしている時期があったそうです。

松尾さん:「ウェブ進化論」を読んで、初めてSEOという言葉を知りました。検索エンジンを通して露出すれば、マニアックな商品でも売れることがある。これなら自分でも商品を作れそうだと考えました。

松尾さんが売りはじめたマニアック商品とは、自身のピアノ伴奏を集めた素材集でした。

松尾さん:舞台音楽は生もの。同じ脚本でも、演者さんのテンションやリズムによって、まったく違うものになります。舞台のさまざまな変化に合わせて伴奏をしてきたので、僕は幅広い伴奏が弾けるんです。

舞台のピアノ演奏の仕事はとても特殊だったため、ほかの音楽業界への転職は難しいかもしれない。だったら、その仕事の経験そのものを商品にしてみてもいいんじゃないか、と。

松尾さんのピアニストとしてのWebサイト

その思いつきから、松尾さんは自身のピアノ伴奏を録音します。その長さは約70分。そうして完成したCDをまず大手オークションサイトで販売したところ、飛ぶように売れていったそう。そこで今度は、検索エンジンに見つけてもらえばもっと売れるのではと考え、Webサイト制作に取りかかりました。

松尾さん:当時HTMLの知識はなかったので、本を見ながら作りました。SEOを上位表示する方法を研究して制作したところ、「ピアノ伴奏」「ピアノフレーズ」などのワードで上位表示を獲得しました。

ときに前職の月給を超える売上が立つようになります。それを知人に話したところ、松尾さんはEC販売に力を入れたいと考える薪ストーブ会社から人生初のコンサルティングを依頼されました。

松尾さん:初めてWebサイト制作の仕事を頂いたのが嬉しくて、一生懸命やりました。そしたら「薪ストーブ」「暖炉」のワードで1位を獲得して、とても感謝していただいたんです。

松尾さんのもとには、薪ストーブ会社の社長の紹介でさらに仕事の依頼が来るようになります。

「ウェブ進化論」を読んでからCDの制作・販売、そしてコンサルティングまで、たった2~3ヶ月の出来事。短期間での変化に松尾さんは「自分が研究してきたSEOのノウハウは、ビジネスになるかもしれない」と考えるようになります。

松尾さん:フリーランスとして先が見えなかった苦しい時期だったから、自分で生み出したSEOのノウハウに、僕自身が救われたんです。このノウハウを伝えたら、もっと救われる人が出てくるんじゃないかなと。

そこで開発したのが、ホームページテンプレート「賢威(ケンイ)」でした。賢威は、SEOを成功させるために必要とされているさまざまなノウハウが詰め込まれたテンプレート。2007年1月の発売開始から今日に至るまで、上場企業から中小企業さらには個人事業主まで、法人・個人合わせて、2万人以上の方に使われています。

事業は順調に伸びていきました。しかし、賢威をアフィリエイト系の販売サイトに登録したことがきっかけで、松尾さん自身が望まない方向へ事態は動いていってしまいます。

松尾さん:僕の名前で検索すると「誰でも儲かるネットビジネス(仮)」「素人でも絶対に稼げるネットビジネス(仮)」といった怪しいサイトで賢威が紹介されるようになってしまったんです。たしかにネットビジネスにするには適した商材かもしれませんが、賢威があればとにかく稼げる、といった短絡的な考え方が広まっていることにビックリしました。

そんなふうに賢威が紹介されると、僕自身もそのように考えているように誤解されますし、なにより、販売者である自分の名前が汚れたように感じたんです・・・。

松尾さんの名前を使った怪しいサイトが世の中にたくさん出ている。販売した自分にもある種の責任はあるかもしれないし、今さら止められない。悩んだ末、松尾さんはある決断をします。

松尾さん:この出来事がきっかけで僕はある決意をします。それは、自分の名前が使われたとしても、「松尾茂起という人物が関わっているのなら、きっとしっかりしている商品だ」と思ってもらえるように、自身をブランディングすることです。そのブランディングのためには、当然のことながら、お客さま一人ひとりとしっかり向き合い、丁寧な商売をしていかないといけない。

賢威に込めた思いを正しく理解してもらいたい。その一心で、松尾さんは賢威のサポートページへの問い合わせに、力を入れるようになります。

松尾さん:2007年に賢威を販売してから2010年にウェブライダーとして法人化するまで、毎日僕が返信していました。お客さまからの問合せが複雑な内容の際は、いろいろな文献を調べたり、翌朝まで勉強したりして、とにかく必死で返信しました。

その価値を必要な人に届けるために、言葉を使おう

賢威を通してさまざまなお客さんと関わる中で、法人化した方が仕事をスムーズに進められそうだと、松尾さんは2010年に株式会社ウェブライダーを設立。これまで手伝ってくれていたフリーランスの仲間を社員とし、新しいスタートを切りました。

2010年から2014年にかけて、さまざまなWebサイトの制作に携わり、その中には、大手人材会社からの依頼もありました。また、音楽の仕事では、京都府からの仕事で「京都国民文化祭 2011」の音楽イベントをプロデュースしたり、パソコン教室さんからの仕事で、Excelの関数を歌で憶えるCD「私の心の中の関数」の制作などをおこないました。

しかし会社が大きくなるにつれ、社員の出入りが増えていくように。松尾さんは会社としての方向性をしっかり決めることが大事だと考え、ミッションをより深堀りしたそうです。

そして生まれた企業理念は「すべての人をヒーローに」。この理念は具体的にはどういうものなのでしょうか?

松尾さん:その人やモノの価値を、その価値を必要とする人に届ければ、その人やモノが誰かにとってのヒーローになれます。僕がつくったピアノ伴奏集が、誰かにとってのヒーローになれたように。そのためには、押し売り型のマーケティングではなく、見つけてもらうマーケティングが必要です。そこで、検索エンジンを使った「見つけてもらうためのマーケティング」のノウハウを広めていこうと考えました。

書籍だけではなく、講演や研修でもノウハウを広める松尾さん

検索エンジンで上位表示するためには、言葉の力が必要です。そこで、松尾さんはライティング事業に本格的に参入していくことになります。

言葉をどう扱えば、届けたい価値はうまく伝わるのか?それを考えたとき、「わかりやすい文章を書けることこそが大切だ」と松尾さんは理解します。そこで、2015年より、松尾さんはわかりやすい文章とは何か?という命題に取り組むようになりました。

松尾さん:わかりやすい文章について研究を続けていたんですが、その中で僕はある本質に辿り着きました。それは、読者は文章や記事を読みたいというわけではなく、ただ「情報」を知りたいということ。元となる情報が薄ければ、どれだけわかりやすく説明したとしても、大黒柱のない家をリフォームするようなものだと気付いたんです。つまり、どんな文章も記事も、まずは土台となる「情報」が大事なんです。

わかりやすい文章を届ける為に推敲を重ねます

松尾さんはさらに続けます。

松尾さん:たとえば、物を買うという行為は、お金を払う際に「痛み」を伴います。よって、多くの人はその痛みを増やしたくないからこそ、失敗しないように慎重に慎重に「情報」を求めます。長いランディングページから商品が売れやすい理由は単純です。そこにたくさんの情報が掲載されているからです。

AppleのWebサイトを見て、「情報がほとんどないけど、Appleの商品は売れるじゃないか」という人がいるかもしれません。でも、それは当たり前です。Appleは自社のサイト外にファンがつくったブログなどがたくさんあるため、自社に情報を載せる必要がないんです。でも、普通の企業はAppleみたいな状態にありません。よって、まずはお客さんの立場に立って、必要な情報をまとめることが大事だと思いました。

お客さんが必要とする情報を集め、それをわかりやすく伝える。その一連の流れに必要なのは時間でした。そして、ウェブライダーは一つひとつの記事に対して、より多くの時間をかけるようになります。

折しも、時間をかけて作られた良いコンテンツほど上位表示される時代に移りつつある頃。時代の流れともシンクロしたウェブライダーは、業界での存在感を一気に増していきました。

みんなの幸せを願う、ハーモニータイプ

音楽業界出身で、Web制作会社を起業したという松尾さんの経歴を見ると、イケイケなイメージを持つ人も多いそう。でも松尾さん自身は、自分のことを「自信のない人間。だから誰かが認めてくれたところでがんばりたいんだ」と言います。

たしかに実際に松尾さんと会って話をすると、Web上で抱くイメージよりも柔らかい雰囲気。猫のような人なつっこい笑顔も印象的です。

自分が何か行動を起こすことで、「自分だけが幸せになって、多くの他人が傷つくのがイヤだ」と語る松尾さん。お話を聞いていくと、どうやらお父様の存在が大きく影響しているようです。

松尾さん:公務員として働いていた父は、とても真面目な人でした。仕事も一生懸命で、毎朝誰よりも早く出社し、みんなの机を拭くような人だったんです。自分が出世したいからではなく、みんなが気持ち良く仕事をするためにと考えての行動。良い人ですよね(笑)きっと無意識のうちに、父の姿を参考にしていたのだと思います。

子どもの頃のこんなエピソードも教えてくれました。

松尾さん:給食の時に一人で食べている人がいると、僕は絶対机をくっつけに行っていました。あとね、クラスのいじめっ子が、ご飯を食べている姿を見ると感動するんですよ。喧嘩している人同士も、給食の時間はみんな一緒に同じご飯を食べる。そこに幸せを感じるんですよね。

大人になった今も、「食堂に行くと、周りの人が幸せにご飯を食べているかが気になる」と笑う松尾さん。そんな松尾さんを良く知る音楽家の友人は、松尾さんをこう表現します。

松尾さん:僕はハーモニータイプなんだそうです。「ド」「ミ」「ソ」があれば、その和音をキレイに弾くために、松尾さんは「シ」や「レ」になるよねと。全体のバランスがもっといい感じになるポジションをずっと探しているように見えると言われて、すごく腑に落ちました。

他者から自分がどう見られるかより、自分が何か周りに悪い影響を与えていないだろうか。自分の存在で、行動で、言葉で、誰かを傷つけていないだろうか。細やかな配慮ができる松尾さんだからこそ、ウェブライダーのコンテンツづくりのノウハウは生まれたのかもしれません。

メール一本まで浸透する「考える文化」

続いてお話を伺ったのは、Webプランナーの伊藤さんです。

出身は、新潟県上越市。広告代理店の営業、Web広告の仕事を経て2015年にウェブライダーへ入社しました。現在はクライアントとのやりとりや、データ分析、代表の松尾さんの手伝いなど、円滑にビジネスが回るサポートを担当しています。

伊藤さん:最初ウェブライダーの求人ページを見た時は、すごくレベル高そうだなって思いました。でもWebの仕事がしたかったので、思いきって応募したんです。面接では、どういう人が受かるんだろうって思っていましたね(笑)

入社前後でイメージと違ったことはあったのでしょうか。

伊藤さん:意外と気さくな人が多かったです。みんな良い意味で個性が強くて、京都ツウだったり、ジャズをしていたりと自分の好きなものをそれぞれが持っています。一人ひとりが自分の考えを持っているので、この人はこう考える、あの人はこう考えると色々な価値観に触れらるのが、今まで働いた会社にはなかったことですね。

なかでも特徴的なのが「考える文化」。メールやチャットのやりとりにしても、相手に伝わりやすいよう内容を考えてから送ります。いくつも確認事項があれば見やすく箇条書きにしたり、何度もやりとりせず済むように文面を考えたりするなど、相手の負担にならない文章づくりを意識するようになりました。

ウェブライダーでは毎月全体会議があり、4~5時間かけて進捗報告や情報共有、テーマについてのディスカッションをするそう。その際にも「考える文化」は生きています。

伊藤さん:思ったことをポンポン言うと、脈絡がなくなってしまう。だから会議の時もきちんと相手に伝えたいことを考えて、整理してから自分の意見を伝えています。

きちんと考えてから発言するって、慣れていないとしんどそう。伊藤さんはすんなり馴染めたのでしょうか?

伊藤さん:もともと思いついたことを言っていたから、慣れるまでは発言できませんでした。発言自体はできても、「なんでそう思うの?」って聞かれるので。相手を納得させられる材料を用意してから発言するようなったし、いつも自分の意見を持っておくようになりましたね。

ウェブライダーは個性的な人が多い会社、という伊藤さん。そんな会社の一員として働く伊藤さんも、きっと個性が強いはず。伊藤さんの個性って? と聞いてみると……

伊藤さん:私は普通です。普通だと思っています(笑)

この発言を受けて、「自称普通の伊藤こそ、真のウェブライダーだ」と教えてくれたのは、プロジェクトマネージャーの宮本さんです。

感情まで配慮して本質を通すのがウェブライダー流

宮本さんは京都市出身。プログラマーとしてキャリアをスタートさせた後、システムエンジニア、プロジェクトマネージャーとしてキャリアアップ。ウェブライダーに入社する前は、5年ほど海外で働いていました。

実は宮本さん、ウェブライダーのことを海外で働いていた頃から知っていたそうです。

宮本さん:海外で働いていた時に賢威を使っていたのですが、選んだ理由は本質的だったからでした。もともと僕は物理専攻で、最後のワンピースになるまで考えるのが好き。ウェブライダーの商品や記事を見ていくと、本質的な部分をきれいに代弁していたんです。調べると会社が京都にあり、松尾と僕は同じ大学出身とわかった。それで親近感が湧いて、ウェブライダーの名前はずっと覚えていました。

宮本さんは代表の松尾さんに対して、入社前こんなイメージを持っていたそう。

宮本さん:突き抜けている会社なので松尾のことを、良く切れる刃物のようにとんがった方だと思っていました。でも最初の面接をした時に、とても物腰が柔らかくて話しやすい方だと印象が変わりました。なんでだろうと考えて、入社後にようやく答えがわかりました。

松尾さんに惹かれた理由とはなんだったのでしょう?

宮本さん:筋道を通しながら、感情まで配慮して本質を通すところがすごいなと。しかも、それがウェブライダー全体に浸透しているんです。とくに「自称普通」の伊藤が一番、松尾が思っている表現に近いコミュニケーションの取り方をしています。もしかしたら伊藤こそ、真のウェブライダーなのかもしれませんね。

感情的に反論せず、論理を大事にする。目先のことにとらわれず、本当に大事なことを大事にする。日常の中で意識してもなかなかできないことです。

多様な価値観を受け入れる姿勢。筋道を立てて、他者に配慮したコミュニケーションの取り方。これらは松尾さんのあり方が大きく影響していると、宮本さんは考えています。

宮本さん:誰も傷つけたくないと考える松尾ならではの細やかな気配りを、社員ほど感じていると思います。それがあるからこそウェブライダーはウェブライダーにしかないベクトルを持っているんです。

宮本さんに、ウェブライダーで活躍できる人について聞いてみました。

宮本さん:自分の筋を持っている人は、ウェブライダーに向いていると思います。例えば、残業0になるよう仕事を組み立てて帰っているのに、周囲から「なんで僕たちは残業をがんばっているのに早く帰るの」と言われている人。もっとこうした方がいいのにと持っているのに、周りに空気で潰されていると感じている人。本質的に考えて良いと行動していることに対して、足を引っ張られていると感じる人は活躍できるんじゃないでしょうか。

世の中には理不尽なことがたくさんある。残念ながら時にルールを守っている人が傷つくこともある。だがウェブライダーは、きれいごとでいけないところを、きれいごとで通して結果を出しています。

わかりやすいサイトを作ることが、人の役に立つこと

もう一人、ご紹介するのはディレクターの前田さんです。

東京で働いていた前田さんがウェブライダーに入社したのは2017年5月。前職に在職中、代表の松尾さんの著書沈黙のWebライティング」を参考に人気ゲームの攻略サイトを立ち上げたことがきっかけでした。

前田さん:前職では新規事業の立ち上げを20代の若手2人で担当していました。先輩もおらず、教えてくれる人がいない状況のなかで、サイトを立ち上げる必要があったんです。

そこで勉強やノウハウの検証を兼ねて自分のサイトを立ち上げることにしました。それが「沈黙のWebライティング」を参考にしながら制作した、人気ゲームの攻略サイト。このサイトは、ゲームの話題性もあり3ヶ月弱で月間100万PVになりました。

ただ、このゲームのサイトは成功したけど、仕事のサイトはうまくいかない状況が続いたことで、自分のやり方はまだまだ我流であり再現性が乏しいことに気づかされました。そこで、もっと本物のノウハウを学びたいと思い、参考にした書籍「沈黙のWebライティング」を発刊した会社であるウェブライダーに応募したんです。

「わかりにくいことを、わかりやすく」というウェブライダーの考えに、前田さんは深く共感したそうです。

前田さん:「わかりにくいことを、わかりやすく」を実現するために大切なのは、人の役に立つサイトづくりをすることかなと。人の役に立つサイトってなんだろうと考えた時、Webなら読者が探している情報をきちんと見つけられるサイトだと思いました。そうしたらGoogleがちゃんとしたサイトを上位表示してくれて多くの人に見られます。読者のことを思いやってつくれば結果が出るというウェブライダーの考えは、すごくきれいだなって思います。

ディレクターとして働く前田さんは、今回募集するライター、デザイナー、プログラマーと直にやりとりをすることになります。どんな人に一緒に働いてもらいたいと考えているのでしょう。

前田さん:自分の色も出しつつ、会社の考えを理解して成果物を上げられる方ですね。クライアントの要望を汲み取った制作をすることに加え、「わかりにくいことを、わかりやすく」を総合したものを作っていただきたいです。サッカーで例えるとボールの扱いが上手いかよりも、戦術理解度が高いかどうかが大切になります。 

最後に、京都に移り住んで働こうとする人にとっても少し安心するお話を聞かせてくれました。

前田さん:東京からの京都移住なので、どこに住めばよいか悩みました。僕はウェブライダーのみなさんに、会社にアクセスが良くて、がやがやした雰囲気のところはどこ?って聞いて。みなさん優しくて、1聞けば10返してくれましたね。今住んでいるところは、松尾がおすすめしてくれた場所です。個人サイトでは、京都市内で住みやすい場所など僕が京都で得た情報を伝えていきたいです。

実際に京都に住んでみて、居心地はいかがでしょう?

前田さん:都内の満員電車に限界を感じていたので、快適です。かといって田舎でもない。都市と両立しているところが魅力的ですね。少し物価が高いですけど。

Webコンテンツ業界のシンクタンクをめざす

良い意味で都会と距離があり、山も川も身近にある。人間国宝に認定された人もあちこちにいて、達観した人が多い。京都は考えるのに適したまちだから、ずっと本社は京都に置き続けたいと代表の松尾さんは考えています。

松尾さん:ウェブライダーは、人が困っている時に色んな解決策を提示できる、Webコンテンツ業界のシンクタンクになりたいです。人が困っている時って、だいたい選択肢がない時だと思うので。ウェブライダーならではの視点を与えられる会社になりたいですね。

プロフェッショナルが集い、突き抜けた会社として見られることの多いウェブライダー。

魅力溢れるWebコンテンツを生み出すウェブライダーの根底には、本質を追求する姿勢と、感情まで配慮して仲間を思う気持ち、そして読者への愛がありました。

ぜひあなたもウェブライダーとして、一人ひとりのもつ価値を必要な人に届けるお手伝いをしませんか?

求人募集要項

企業名・団体名株式会社ウェブライダー
募集職種①Webデザイナー

②Webライター

③Webエンジニア

④広報
雇用形態正社員、契約社員、業務委託契約、パート・アルバイト

※ご面談時に応相談
仕事内容①Webデザイナー
コンテンツマーケティング事業、自社プロダクトに関わるWebデザイン、グラフィックデザイン。

②Webライター
コンテンツマーケティング事業における記事のライティングと編集業務。
取材・インタビューをおこなうこともあります。

③Webエンジニア
自社プロダクト(賢威(https://rider-store.jp/keni/)、文賢(https://rider-store.jp/bun-ken)の開発や、自社決済サービス(ライダーストア(https://rider-store.jp/))の開発など。

④広報
自社サービス(文賢(https://rider-store.jp/bun-ken)、楽曲(https://www.web-rider.jp/eternal-writing/)など)の社外広報。
メディアリレーションや問い合わせ対応がメインです。
イベント企画をおこなうこともあります。
給与●正社員、契約社員
月給23万円~50万円
・スキルや経験により応相談
・試用期間あり(期間中の給与は正社員採用時に近い金額)
・各種保険完備
・交通費支給(非課税限度額が上限)
・能力に応じ昇給、決算賞与あり

●業務委託契約
スキルや経験、案件により応相談

●パート・アルバイト
時給1,000円~
・最低勤務日数は週3日から
・能力に応じ昇給あり
・各種保険完備
・交通費支給(月額25,000円上限)
勤務時間10時~19時(1時間の休憩を含む)
※勤務時間相談可能。裁量労働制も選択可能
休日・休暇土日祝日、年次有給休暇(入社半年後付与)、年末年始(前後の土日を含めて9連休)、夏期休暇(前後の土日を含めて9連休)
応募資格・選考基準●共通して求めるスキル
・WindowsやMacの基本的な知識
・検索エンジンなどを使っての情報収集能力
・業務の効率化につながる、新しいツールやサービスに関する情報収集能力
・ニュースや業界特化型のニュース・ブログ媒体を通じて、今業界で何が起きているかを敏感に察知できる“アンテナ”
・ディスカッションなどで他人の意見を傾聴しつつ、自分の意見を積極的に発表できる能力

●共通して求める資質
・「品」を大切にし、下品で乱暴な言葉を使ったり、粗雑な行動をとらない
・何事に対しても正直であり、責任感のある行動がとれる
・「神は細部に宿る」の言葉のとおり、完成度の高いクリエイティブは、一見して目立たない細部のこだわりがあってこそ成立していることを理解している
・一緒に働くスタッフは仲間であり、尊敬できる同志であることを理解し、“親しき仲にも礼儀あり”の精神で、敬意をもってコミュニケーションできる
・「そもそも、それは何のためにおこなうのか?」といった本質的な議論を積極的におこなえる
・非喫煙者であること(社内は全面禁煙です)
選考プロセス書類選考(履歴書・職務経歴書)

一次面接

二次面接・テスト記事の作成など(必要に応じて)
(二次面接に関しては、遠方にお住まいの場合、交通費を半額負担させていただきます)

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