2021.08.25

“のぞみ”をかなえる整骨院。次世代に思いを紡ぐ伝え手になる

京都移住計画での募集は終了いたしました

今回ご紹介するのは、宇治市に3つの院を構える「のぞみ整骨院グループ」。2018年秋にも当サイトでご紹介しているのですが、今回は治療家ではなく総合職のスタッフを初めて募集します。

なぜ総合職を募集するの?整骨院の総合職ってどんな仕事?

そんな疑問を持たれる方もいるかもしれません。

そもそも今まで整骨院に通った経験がなく、どんな場所なのかあまりイメージが湧かない人もたくさんいるでしょう。

でも、自分にはあまり関わりのない世界だと思った方も、ぜひ読んでみてください。あなたのこれまでの経験を活かしてやりたいことを実現できる仕事が、「のぞみ整骨院グループ」で見つかるかもしれません。

受胎から墓場まで寄り添うために、次の世代につなげたい

のぞみ整骨院グループは、往診部門からスタートし、鍼灸整骨院部門、美容・痩身部門を展開。さらに昨年からは、新事業として脳梗塞リハビリ施設を立ち上げました。治療を軸に事業を行うなか、なぜ治療家だけでなく総合職のスタッフを募集することになったのでしょうか?

その背景として、「この数年、行政や学校、NGO団体との横のつながりが広がってきた」と話すのは、代表の小嶋道範(こじま・みちのり)さんです。

「たとえば、地域で開催する体操教室を通じてできた宇治市とのつながりや、福島ひまわり里親プロジェクトへの参加をきっかけに生まれた立命館宇治中学校・高等学校とのつながり。最近では、ラオスで障がい者支援に携わっていたスタッフが新たにメンバーに加わったことで、ラオスのNGOとのつながりも生まれました」

のぞみ整骨院グループの理念とビジョンが描かれた1枚の紙を見つめながら、小嶋さんはこうつづけます。

「私たちがつなぎ役となって、こういった関係性をさらに発展させていきたい。そのためにも、治療家だけに限らずいろんな方と一緒に仕事をしていきたいと思ったんです」

のぞみ整骨院は、「関わるすべての人ののぞみをかなえる」という理念を掲げています。すべての人とは、スタッフや家族、患者さまはもちろん、地域の人々や業者の方も含まれます。この理念の下、治療だけではないさまざまな活動が生まれ、活動をきっかけにさらにつながりが広がっています。

「理念に共感してくれる人なら、のぞみをかなえる手段は治療だけじゃなくてもいいと思っているんです。その人の人生における理念やビジョンが、私たちの理念に共鳴するものであれば、この会社で一緒にかなえていくことができる。そして会社もバージョンアップしていけると思うんです」

ここ数年、自分の子ども世代の人たちが社会人となり、接する機会が増えたことで、次世代の育成について考えるようになったと小嶋さんは語ります。


「私たちは『受胎から墓場まで』というビジョンを掲げています。つまり、命のはじまりから終わりまでずっと関わりつづける総合治療院でありたいんです。でも、これから生まれてくる赤ちゃんが歳を取って亡くなる頃には、今の会社のメンバーはもう誰もいないですよね。だからこそ、次の世代に会社を残していきたい。思いを受け継いで発展させてくれる人が必要なんです」

次世代への継承を強く意識する小嶋さん。新しく仲間に加わるメンバーにも、その役割を担ってほしいと言います。

「求めるのは、次世代に思いを紡いでくれること。それだけです。命はいつかなくなっていくので、思いを紡ぐ人をどれだけ育てていけるかが大事だと思っています」

理念を体現する、まちづくりへの取り組み

次の世代に志をつないでいきたい。そう語る小嶋さんと思いを共にし、理念を体現してきたスタッフがいます。

今年で入社18年目を迎え、現在は統括本部長を務める小川由智(おがわ・よしとも)さん。治療家として現場に立ちながら、高齢者向けの体操教室やアスリートを支えるトレーナー活動、小中学校での講演など、多岐にわたる活動を行っています。

小川さんは、宇治市内で健康づくりや食育に取り組む団体によるネットワーク「宇治市健康づくり・食育アライアンス」の副代表も務めています。

ここからは小川さんと、アライアンスの代表を務める日野真代(ひの・まさよ)さんも交えて、お話を伺います。

宇治市健康づくり・食育アライアンスはどんな団体で、のぞみ整骨院はどのように関わっているのでしょうか。

「宇治市健康づくり・食育アライアンスには現在66団体が加盟していて、2020年からのぞみ整骨院さんにも参加していただいています。加盟団体の業種はさまざまですので、コラボレーションすることでそれぞれが持っている力をより発揮するきっかけをつくっていきたいと思っています」(日野さん)

「それぞれの強みを出し合って良い化学反応を起こしていけたら、結果的に地域が盛り上がっていく。以前からそういう話をしていたので、お声をかけていただいて喜んで参加しました」(小嶋さん)

「アライアンスの取り組みとのぞみ整骨院の理念が合致し、とても良い機会をいただいたと思っています。今年8月には、宇治市でファーマーズキッチンを運営するマキシマネットワークさんとコラボレーションし、市内に住む親子向けに体操教室と食育のイベントを行いました」(小川さん)

のぞみ整骨院の地域活動は、「のぞみをかなえる」という理念に基づいていると小川さんは話します。

「院で治療をしていると、目の前の患者さまだけに視点が行ってしまいがちです。もちろん患者さまのことを考えるのは大事ですが、『のぞみをかなえる』という理念には、地域の方々など関わるすべての人が含まれている。自分たちの考え方や在り方、影響力をどんどん大きく広げて院の外でも表現していくことで、地域の方々ののぞみもかなえていくことができると思うんです」(小川さん)

日野さんは、そんなのぞみ整骨院の多様な活動を知って驚いたと言います。

「地域活動やボランティアなど多方面で活動をされていて、整骨院というイメージを良い意味で覆された気がします。『のぞみをかなえる』という理念が根っこの部分にあって、そこから枝分かれしていろいろな取り組みをされている。やはり根っこにある理念が素晴らしいと思いますね」(日野さん)

宇治市健康づくり・食育アライアンスに参加することで、のぞみ整骨院の地域活動は今後どんな広がりを見せるのでしょうか。

「新たなつながりができたことによって視野が広がり、周りの方々のお力を借りることでできることも増えていく。そうやってまちづくりに参画していくことで、会社の中だけでなく、地域で一緒に人づくりをしていけたらと思います」(小川さん)

「子どもたちが将来ここに帰ってきたいと思えるような、居心地の良い場所をずっと作っておきたい。そのためにも、まずは私たちがここに居つづけたいと思えるような、魅力のあるまちにしていきたいですね」(小嶋さん)

周りの人ののぞみが、自分ののぞみになる

つづいてお話を伺うのは、入社6年目の片岡純一(かたおか・じゅんいち)さん。

鍼灸師として整骨院や脳梗塞リハビリ施設で治療に携わりながら、チラシや動画の制作も手がけています。

趣味で作った動画が、自治体のPR動画コンテストで大賞を受賞するなど、制作スキルはかなりのもの。でも片岡さんは「僕は専門家ではないので」と笑います。

「映像を作りたいとかデザインをしたいとか、すごく思っていたわけではないんです。目の前のことをやっていたら、今があるという感じ(笑)。縁あって入社して、育ててもらっているこの会社の役に立てないかと、自分が得意なことや好きなことをやっているだけですね」

片岡さんがデザインした制作物。

最近はIT関係の会社など外部の人たちと打合せをする機会も多いと言います。

「現場にいる自分だからこそ、外部の方に通訳・翻訳ができる。うまく伝わるように仲介するのも自分の役割だなと思っています」

入社時から知る小川さんは、片岡さんの姿をどのように見ているのでしょうか。

のぞみ整骨院には子連れ出勤が可能な託児スペースがあり、子育てにやさしい職場環境が整備されています。

「彼が入社した時に、『恩と縁を大切にしたい』と言っていたんです。その言葉の通りに進んできたんじゃないかな。目の前にいる人の役に立ちたい、もっと貢献したい、という思いでどんどん力をつけていって、活躍できるフィールドが広がっていると思います」(小川さん)

片岡さんを見ていると、小嶋代表の思いと共通するものを感じるとつづけます。

「小嶋がよく『自分自身がこうしたいというのはあまりなくて、周りの人ののぞみをかなえることが自分ののぞみ』と話しているんです。片岡も同じような感覚を持っているんじゃないかな」(小川さん)

周りの人ののぞみが、自分ののぞみになる。「関わるすべての人ののぞみをかなえる」という小嶋さんの思いが、次世代を担うスタッフにもしっかりと受け継がれていることがよくわかります。

会社の理念に共鳴する仲間に巡りあいたい

治療家として働きながら、のぞみの理念や活動を発信する仕事にも取り組んでいる小川さんと片岡さん。これから共にその役割を担うことになる、総合職スタッフについてもお話を伺います。

総合職というと、具体的にはどのような仕事をするのでしょうか?

「たとえば、専門学校や大学でのぞみの魅力を発信して採用活動につなげる営業の仕事。地域との関係をしっかりつくって、その中でのぞみの理念や取り組みを伝えていく広報としての役割もあります」(小川さん)

ただし、一般的な営業や広報の仕事とは、少し違う部分もあると言います。

「商品を売るような営業とは少し違うかもしれません。どんな院なのか、どんな思いでやっているのか、ちゃんと理解している人が伝えることで、相手にも伝わっていく。採用活動は、志やビジョンに共感してくれる仲間探しみたいな感じですね」(小川さん)

新たに仲間に加わるスタッフに、2人はどんなことを求めているのでしょうか。

「一番大切なのは、会社の理念やビジョンを理解し、共鳴できること。一人ではできないことを成し遂げるために組織があると思うので、のぞみという舞台で一緒に表現していけるような仲間と巡りありたいですね。採用の基準としては、素直な方。私たちは、単純・素直・即行動・感謝の気持ちを持つこと、この4つをとても大事にしています。中でも一番は、やっぱり素直さだと思う。言いなりになれっていう意味ではもちろんなくて、理念に対して素直であってほしいと思います」(小川さん)

「素直っていうのは大事ですね。たとえば違う業界からこの会社に入ってきたら、ギャップを感じることもあると思うんです。それでも目指すところを見つづけて、素直に行動できる人が良いのかなと思いますね」(片岡さん)

自分自身ののぞみもかなえられる場所

最後にお話を伺うのは、理学療法士の塩見幸菜(しおみ・ゆきな)さん。

のぞみ整骨院グループが立ち上げた「脳梗塞リハビリ のぞみ・京都」のスタッフとして、昨年入社しました。

「脳梗塞リハビリ のぞみ・京都」は、自費でのリハビリを行う施設。保険治療の範囲内では機能回復のために十分なリハビリを受けられない「リハビリ難民」と呼ばれる方たちに向けて、リハビリを提供しています。

自費リハビリへのニーズは年々高まり、東京では施設が増えつつありますが、関西ではまだまだ少数。そこで、のぞみ整骨院グループは京都初の自費リハビリ施設を立ち上げました。

リハビリテーション病院やデイケアでリハビリに携わってきた塩見さんは、のぞみ整骨院グループが自費リハビリの事業をはじめることを知り、すぐに問い合わせをしたと言います。

「病院内だけでなく、地域の中で必要としている方にもリハビリを提供したいという思いがありました。保険治療にはさまざまな制限があり、患者さまが望む状態まで回復できない場合もあります。もっとリハビリをしたいのにできない方に、リハビリを提供したい。そんなのぞみ整骨院の思いを知り、自分の思いとマッチすると感じて、ぜひここで挑戦したいと思いました」

リハビリだけに限らず、自分にできることで地域貢献をしていきたいと考えていた塩見さん。入社後は、高齢者向けの体操教室などの地域活動にも積極的に取り組んでいます。

「これまで病院では経験できなかったことにもたくさん挑戦できて、とてもありがたいなと思っています。小嶋代表やスタッフの先生方が、しっかりと私の話を聞いてくれて、思いを汲みとってくださる。自分自身ののぞみもかなえていける職場だと感じています」

いずれは海外でも貢献していきたいと、塩見さんはつづけます。

「のぞみ整骨院に入社する前の1年間は、東南アジアやヨーロッパを回って、障害者支援などに携わっていました。今は日本で、地域が抱える課題をもっと知って経験も積んで、いずれまた海外でも何か貢献できるようになれたらと思っています」

塩見さんが一番長く滞在していたのはラオス。小嶋さんが話していたラオスのNGOとのつながりは、塩見さんがきっかけだったそうです。

コロナ禍が落ち着いたら、会社のメンバーでラオスを訪れる計画もあるのだとか。塩見さんののぞみが発端となり、また新たなプロジェクトも動き出しそうです。

志を共にする仲間がいるから、進化しつづける

3年前の取材時と比べると、地域との関わりはより深く、さらに範囲も広くなり、次の世代へのまなざしも、以前よりさらに遠く先まで見据えているように感じます。のぞみ整骨院グループがどんどん進化を遂げているのはどうしてでしょうか。

最後にそんな疑問を投げかけると、「メンバーが育っているからだと思います」という小嶋さんの答えが、大きな笑顔と共に返ってきました。

「今すごく良いんですよ。ぴかぴかのメンバーです。彼らがしっかりと思いを紡いでいってくれている。新しい仲間が入ってきたら、その人ののぞみも加わってまたどんどん進化していくんだと思います」

「関わるすべての人ののぞみをかなえる」。その変わらない理念がしっかりと根を張っているからこそ、幹が育ち、枝が伸びていく。そして、これまで取り組んできたことが次々と芽吹き始めている。のぞみ整骨院グループの皆さんから、そんな力強さや揺るぎなさを感じました。

のぞみ整骨院グループの理念やビジョンに共感したのなら、あなたもここで一緒にのぞみをかなえてみませんか?

※本記事はBeyond Career事業にて受注・掲載した求人記事となります。Beyond Careerについてはこちら

執筆:藤原 朋
撮影:中田 絢子

京都移住計画での募集は終了いたしました

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