歴史ある商店街
堀川通の丸太町から中立売までの間に6棟(現在は5棟)、団地が連なっている風景に見覚えはないでしょうか。それが、今回ご紹介する堀川団地です。
戦前、このあたりは「堀川京極」と呼ばれ、京都有数の歓楽街として非常ににぎわっていました。その後、終戦直前に建物疎開*を経て、戦後間もなく、堀川団地が建てられました。
1階は店舗で2階・3階が住居の「下駄履き住宅」という珍しい団地の形式で、現在にまで続いています。

上階はものづくりの入居者が、1階はまちづくりを担う店舗が新たに入居し、元々長く営まれているお店とともに、商店街には新旧の店舗が軒を連ねています。
6棟のうちの3棟を中心に、2014年から「アートと交流」をテーマに、リノベーション工事が始まりました。
今回は、そのなかでも堀川下立売団地の1階、店舗部分のご紹介です。
112号室は、出水通の一軒南の角地です。数年前まで、京都の北部丹後地方の特選物を扱うお店が入っていました。

自由にレイアウトできる区画
室内は、ずどんとスケルトン状態。自由にレイアウトできるようになっています。
壁面や床面から、建物の歴史が感じられます。


シャッターは、オーナー負担で撤去が可能です。
改装はもちろん自由ですが、オーナーとの協議が必要となります。
道路の反対側にも勝手口があり、バックスペースとして利用できます。

水道管は奥の出口側にありますので、トイレや水回りは、奥側がおすすめです。

新旧混ざった心地よいエリア



堀川商店街は、昔からの古い商いもそのまま残っていますが、人気の荒物屋や焼き鳥屋、わざわざ買いに来る人の多いドーナツ屋やチョコレート屋など、新旧の店が絶妙にマッチしています。
(参照:堀川商店街ポータルサイト)
この街に暮らす人もまた、お年寄りが多いものの、町家に住む若いファミリー層、大学生、ものづくりの大人など、幅広い世代で、ちょっと面白い人たちが多いのが特徴かと思います。
ここで、商いをしてみたいという方は是非。