2026.07.13

夏至カレーを食べながら食品ロスを考える「京都移住茶論vol.41」レポート

京都に移り住んだ人や、これから移住を考えている人が集まり、ゆるやかに語り合う交流イベント「京都移住茶論」。
第41回は、「食品ロスを考える夏至カレー」をテーマに、6月21日の夏至の日に開催しました。

「夏至カレー」とは、夏至の日にカレーを食べて暑い夏を元気に乗り切ろうというムーブメント。今回はそんな楽しい季節のイベントに合わせて企画しました。

今回の会場は御所東のエリアにある「himeru spicecurry」。規格外野菜をふんだんに使った、本格的なスパイスカレーが魅力のお店です。

20名の定員はありがたいことに満員御礼! 京都在住の方だけでなく、なんと関東や中国、四国地方からはるばる足を運んでくださった方もいらっしゃいました。

「京都移住計画の夏至カレー企画にずっと参加したくて、念願が叶いました!」という嬉しいお声もいただき、会場は開始前から熱気に包まれていました。

「もったいない」を美味しいカレーに。店主・炭竈さんの想い

美味しいカレーをいただく前に、まずは今回のテーマである「食品ロスを考える」について、お店が大切にされている「規格外野菜」や食品ロスの問題など、店主の炭竈(すみがま)さんにお話を伺いました。

規格外野菜とは、不揃いな形や小さな傷があるというだけで、味は変わらないのに廃棄されてしまう野菜のこと。国内だけでも毎年約200万トン(!)が廃棄されていると言われ、社会的にも大きな課題となっています。

実は炭竈さん、最初から農業を専門に学んでいたり、「規格外野菜を使ったカレー屋さんを開こう!」と決めていたりしたわけではなかったそうです。

きっかけは、とある農家さんとの出会いでした。 規格外野菜が大量に廃棄されている現実を知り、「もったいない野菜と地域をつなぐ取り組みができないか」と活動をスタート。その活動の中で、たまたまカレー屋さんが規格外野菜を使ったランチを提供してくれたことに深く感銘を受けたそうです。その体験が原動力となり、結果としてご自身でも規格外野菜を使ったカレー屋さんをオープンすることになりました。

店名の「himeru(ひめる)」には、「日の目を見る」という意味が込められています。「本来なら捨てられてしまうはずの美味しいお野菜たちを、もう一度日の当たる場所へ出し、美味しく届けたい」。そんな優しい願いが詰まっているお店なんですね。

やさしい味わいのスパイスカレー

炭竈さんのあたたかい想いに触れた後は、お待ちかねのカレータイム!

今回は、お店の看板メニューでもある「バター醤油チキンカレー」をいただきました。トマトと玉ねぎの旨みがギュッと濃縮されていて、濃厚な味わい。スパイスはしっかり効いているのに辛くなく、小さなお子さんでもペロリと平らげてしまえるような、優しい味わいでした。副菜として添えられた規格外野菜のピクルスも彩り豊かで、食欲をそそります。

普段はあまり意識しない「捨てられてしまう野菜」にスポットライトを当てるお話を伺った直後ということもあり、日々何気なく口にしている食べ物や、変わらず美味しいものを作り続けてくださる現場の農家さんたちに、改めて想いを馳せる時間となりました。

美味しいカレーをいただきながらの交流タイムでは、近々移住を考えている方の相談に乗ったり、お互いの好きなカレー談義に花を咲かせたりと、あっという間に充実した時間が過ぎていきました。

次回の京都移住茶論もお楽しみに!

カレーを食べ終えた後も楽しい話は尽きませんでしたが、そろそろお開きの時間に。

毎年夏至カレーを楽しみに来てくださるリピーターの方もいらっしゃるので、また来年も楽しい企画を考えたいと思います。

「京都移住茶論」では、今後もさまざまなテーマの会を企画中です。京都在住の方はもちろん、「いつか京都へ」と思っている方は、ぜひお気軽に遊びに来てください。

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