2020.08.31

地球にやさしい企画をつくる。<募集終了>地域のイベントプロデューサーに密着する2日間

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『京都ローカルプロジェクト旅(以下、プロ旅)』は、UIターン後、京都府内で「空き家活用」「ローカル観光」「移住」「6次産業化」「環境 × アート」などをテーマに、さまざまなプロジェクトやビジネスを立ち上げている地域プレイヤーの元を訪ねます。取り組みの内容やUIターンの背景・企画の進め方・今後の展望などをお伺いし、参加するみなさんとともに “地域プロジェクトの展開や新たな関わり方” を見つけていくためのプログラムです。

こんな方におすすめです!

※「京都ローカルプロジェクト旅」企画の趣旨については、こちらの記事をご一読ください。

※こちらのプログラムは現在【募集終了】となっております。お申込みありがとうございました。

持田さんが関わる「かめおか霧の芸術祭」とは


▲2020年1月に開催された「かめおか霧の芸術祭」の様子。

亀岡市の事業の一環として2018年度にスタートした「かめおか霧の芸術祭」。

市民の暮らしこそがアートだという視点のもと、日々の暮らしのなかにある「アート」を耕し、亀岡ゆかりの芸術家や作家、農家とともに、人と地域の魅力を育んでいます。 


▲KIRI CAFEで開催されているワークショップの様子。

田園風景が広がる亀岡市千歳町に誕生した「KIRI CAFE」を拠点に、亀岡ゆかりの芸術家・作家たちが講師となる参加型ワークショップ「KIRI2芸術大学」や、人が集える畑の24時間展覧会「COYA展」、マルシェなど、さまざまな企画が進行しています。

そのほかにも、「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を皮切りに、環境×アートの取り組みとして実施した「環境ロゴマークプロジェクト」「FLY BAGプロジェクト」など、楽しい企画が生まれています。 


▲環境ロゴマークプロジェクト・FLYBAGプロジェクト。

これらの取り組みを通して、市外から継続的に足を運ぶ「関係人口」の創出や、実際に移り住む方が現れるなど、新たな人の行き来が生まれています。今回、本企画のコーディネーターを務めていただく持田博行(もちだ ひろゆき)さんは、プロジェクトマネージャーとして「かめおか霧の芸術祭」に参画しています。

持田さんが地域に関わるようになった背景・きっかけ

東京都生まれ、神奈川県育ちの持田さん。自然が好きで、“地球に優しい暮らしがしたい” “いつか田舎に住みたい”という憧れはあったものの、知り合いがおらず、仕事や収入の目処もたたないなかで、「実際に移住する決断にまでは至らなかった」と当時を振り返ります。

 持田:田舎であれば家賃や食費は下がるものの、同時に収入面に対する不安もあり、いつか田舎で暮らしたいな・・・と思っているうちに10年以上経っていました。東京では出版社で働いたり、起業して野外フェスを企画・運営したりしていたのですが、田舎で自分の経験を活かせる仕事が見つかるかどうかもわからず、なかなか踏ん切りがつきませんでした。

 ご自身の事業を一旦休止したタイミングで、「京都に住みたい!」という奥さんのひと言が後押しとなり、移住を決めた持田さん。まずは、京都市内に物件を借りて、企業で働きはじめました。

 持田:約6年前に京都市へ移住して総従業員が5000人もいる企業に勤めました。4年半ほど働いたのですが、大きな組織に所属することに対して常に違和感があって。子どもが生まれるタイミングでだったので、自然の近くで子育てがしたいと思い、自分にとっても家族にとっても良い暮らしとは何かを考えていた時に参加したのが、 「京都移住コンシェルジュ」が開催していた移住セミナーでした。


▲持田さんが亀岡に関わることになったきっかけのイベント「農マルシェ」

持田:その後、京都市内でぼくが企画したイベントの相談で「京都オーガニックアクション」を主宰する鈴木健太郎さんにお会いした際に、逆に亀岡で開催されるオーガニックマルシェ「農マルシェ」の企画・運営に誘われたのがはじまりです。その1つの出会いがきっかけとなり、「かめおか霧の芸術祭」、「亀岡アグリツーリズム」、「鹿谷ワンダービレッジ」など、地域との関わりが次々と生まれていきました。ぼく自身が求めていた、自然がベースにある暮らしにもだんだん近づいてきたと実感しています。今は週に3日ほど亀岡市に通いながら、住まいを探しているところです

持田さんのプロジェクトに密着する2日間

持田さんが地域と関わる際に心掛けているのは、出会った方ととにかく話してみること。

持田:自分がこれまでしてきたことやこれから考えていることなどを地域の人と話していると、逆に地域の困りごとを相談されたり、地域の人を紹介してもらえたりすることが多くあります。ぼくの場合はそうやっていつの間にか亀岡の人との関わりが増えていきました。地域の催しに参加したり、地域の人と話すことで、なにかしら地域との関わり方を見つけられるんじゃないかと思っています。 

持田さんがさまざまな人と出会うなかではじまったエコビレッジ計画「鹿谷ワンダービレッジ」。

持田:今回のプログラムでは、参加者の皆さんにも実際に芸術祭のスタッフになっていただき、「かめおか霧の芸術祭」が大切にしている食や農、環境やアートの分野に携わっている地域の方との出会いや、ぼく自身がはじめているエコビレッジ「鹿谷ワンダービレッジ」にもご案内しながら、ローカルの魅力や課題を感じてもらえたらいいなと思います。

\ こんなプログラムを予定しています /

「何か仕事をしているということは、みんな何かしらのスキルをもっていると思うんです」と持田さんのお話はつづきます。

持田:ぼくはこれまで出版やイベントなどの仕事をしてきましたが、営業であろうと会計であろうと、都市部での仕事はスピード感や規模感など自分が想像する以上に田舎で役に立てるのりしろがあると思います。自分がそうだったように、まずは訪れた先でどのように地域との関わりを見つけるのか、実際に地域の方と話しながら、その関わり方のきっかけを見つけていただけたら嬉しいです。

■プログラム詳細

開催日程令和2年11月1日(日)〜2日(月)
参加費一般の方:5000円
学生の方:3000円※現地での食費・宿泊費等は別途自己負担となります。現地での滞在費用につきましては、後日目安をお伝えいたします。
定員3名
  
申込〆切10月18日(日)23:59

かめおか霧の芸術祭HP:https://kameoka-kiri.jp/
鹿谷ワンダービレッジHP:http://rokuya-wonder.mystrikingly.com/
亀岡市HP:http://www.city.kameoka.kyoto.jp/kurashi/kurashi/ijyu.html

本プログラムで訪れる「亀岡市」について

国道9号線から一歩足を踏み入れると、田園風景が広がるトカイナカ・亀岡市。城下町や保津川、温泉などの地域資源を活かした「観光業」、京野菜や有機野菜を育てる「農業」に携わるなど、地域内で働く若い世代が増えています。また、JR京都駅まで快速電車で20分という立地を活かして京都市・大阪市などの都市部に通勤するなど、働く選択肢もさまざまなのが特徴です!

参加者募集へ向けたオンライン説明会&交流会を開催します!

2020年10月にスタートするプログラムに先がけ、8月・9月にオンライン説明会&交流会を開催しますので、ご興味ある方はぜひお気軽にご参加ください!プログラムの参加に限らず、内容やテーマ・ゲストに興味があればオンラインイベントのみの参加も可能です。

▼参加申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf9b2Inoov4zXNqS8daFG0uRHYqAFZInuckqY3wTZ26DjSPjA/viewform

《第2回 京都ローカルプロジェクト旅 オンライン説明会&交流会》

■開催概要
日時:9月29日(火)19:30~21:00
※途中入室・退出も可能です。事前申し込みの際にご連絡ください。

■ゲスト紹介(本プログラムの受入コーディネーター)
【環境芸術】かめおか霧の芸術祭 持田 博行さん@亀岡
【天職観光】里山ゲストハウスクチュール工忠 照幸さん@綾部
【地域観光】おにぎりとおやつmusubi 寺田 俊介さん@宮津

▼イベントページ
https://kyoto-iju.com/topics/localproject-event0929

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