WBCをきっかけに中日ドラゴンズのファンに復帰して1年半。一つ悩みがありました。
それは、京都でなかなかドラゴンズファンに出会えないこと。
京都は関西ですから阪神やオリックスのファンが多く、試合を一緒に観に行ったり、ドラゴンズについて語り合ったりする友達が数えるほどしかいません……!
しばらくはSNSでドラゴンズについてつぶやき、東海地方出身と聞けば「ドラゴンズファンですか?」と聞き続ける日々を過ごしてきました。そんな時、ふと思ったんです。
京都は学生のまちで各地から進学をしてくる人も多い。何より、日頃私は移住計画のメンバーとして活動していて、全国各地から京都に移り住む人をお迎えしています。もしかして移住者の中にも、私のように同じ球団のファンに出会えなくて困っている人がいるのではないだろうか?
そこで移住計画に関わりのある有志のメンバーで企画をしたのが、「プロ野球好き集まれ!12球団ファン交流会 in 京都」です。
会場は、京都駅八条口にある「NATURAL BAL MEAT UP」。オーナーが巨人ファンということもあり、快く会場提供いただきました。

初めましてなのに会話が止まらない
開場すると参加者の皆さんが続々と集まってきました。ほとんどの人が、自チームのユニホームを着ていたり応援グッズを持っていたりするので、一目でどこのファンか、そして誰を応援しているのかわかります。
これほど自己紹介のいらない場があるでしょうか。初めましてなのに会った瞬間から会話が止まりません。

ルールは一つだけ。他球団を罵らないこと。
せっかく色々な球団のファンがいるのだから、楽しく過ごしたいですしね!
乾杯をして、おいしい料理と飲み物を片手に語り合いました。


「いつからファンなの?」「どんなきっかけで好きになったの?」といった会話から始まり、行われたばかりのドラフト会議の結果を振り返ったり、イベント当日に発表された「沢村賞5年ぶり該当者なし」について議論したり。野球ファンならではの話題で盛り上がりました。



中には貴重なお宝グッズを持ってきてくれた参加者も!
DeNAファンが持参したのは、牧秀悟選手のプロ入り第3号ホームランボール。第1号はおそらく牧選手が保有、第2号は球団通算8000号のメモリアルだったため、一般人所有の最初のボールなのでは?とのこと。「おー」「すごい!」と歓声が上がりました。

グッズも球団によって特色がでますよね。オリックスにはセンス抜群のグッズがたくさん。羨ましいです。

今回12球団のファンが集まることを目標にしていましたが、残念ながら楽天・日本ハム・ソフトバンクファンを欠いての開催となりました。次こそは(あるのか?)全球団が集まりますように。我こそは!という方、ぜひご連絡ください。


プロ野球ファンに出会いたいという思いだけで開催した趣味イベント。当日まできちんと楽しんでもらえる場になるのか不安もあったのですが、「LINEで繋がりましょう」「来シーズンはみんなで甲子園へ行きましょう!」「ドラフト一緒に見たいですね」など次の約束をする姿も見られ、やってよかった〜という気持ちでいっぱいです。
好きなことを同じ熱量で話すことができるって最高ですね。
ありがとうございました!

執筆:北川 由依
撮影:小黒 恵太朗



