募集中2024.11.25

保険制度「だけじゃない」提案で、きらっとした人生を彩る。地域で挑戦を続ける介護サービスの仕事

何歳になっても、毎日を幸せに暮らしたい。そんな、人としての当たり前の願いを現実にしていく「介護」の仕事。

利用者と直接触れ合い、一人ひとりの望む生活を「どう叶えよう?」と試行錯誤することには、大きなやりがいが伴う仕事でもあります。一方で、事業そのものは「介護保険制度」に従って運営される以上、すべての生活ニーズに応えられるとは限らない、という現実も確かにあります。

今の仕組みでは、目の前の人の希望が叶えられない……そんな時も諦めず、「あの手この手で方法を考えていく」と話してくれたのは、京都府城陽市を拠点する『NPO法人きらっと』のみなさんです。「訪問介護サービス」と「居宅介護支援」の2つの介護保険事業を核にしつつ、さまざまな地域活動で注目を集める団体でもあります。

近年拡大を続けるなか、新たにケアマネジャー(介護支援専門員)と介護ヘルパーの2職種を募集する同法人をたずねて、代表理事の浦畑佑太郎さん、ケアマネジャーの市田敦子さん、訪問介護管理者の仕田中雅司さんにお話を伺いました。

『NPO法人きらっと』の介護保険×地域事業

JR奈良線・城陽駅と近鉄京都線・寺田駅に挟まれた、住宅エリアの一角にある『NPO法人きらっと』。

平家建てを中に進むと、手前にはパソコンを広げたり、電話をかけたりする人のためのデスクやチェアが並び、ここがオフィスであることを感じさせます。一方でその奥には、ソファやローテーブルが広がるカフェのような空間があり、ここが介護事業所であることを一瞬忘れそうにもなります。

きらっとのメインは、2つの介護保険事業です。

1つは「居宅介護支援」事業。介護保険にはさまざまなサービスがあり、高齢の方が生活に困りごとを抱えていたとしても、何をどう利用すればそれが解消されるのか、判断するのは容易ではありません。ここでは、本人やご家族、公的機関などからの相談を受け、在宅で生活を続けられるよう、個別のケアプランを作成していきます。費用の算定や細かな手続きも行い、実際にさまざまな事業所と連携しながら、その人の望む生活の実現を目指します。

もう1つは「訪問介護」事業。食事介助、排泄介助、入浴介助、更衣介助など、日常生活上必要な行為を具体的にサポートしながら、住み慣れた自宅でその人らしく、できる限り自力で生きられる支援を行います。日々の関わりを通じて、新しい支援の提案を行うこともあります。

写真提供:きらっと

この2事業を抱える介護事業所そのものは、そこまで珍しくないかもしれません。ただきらっとには、これ以外に介護保険に縛られない、ユニークな地域事業もいくつか存在しています。アクティブシニアが活躍する「いきがい倶楽部」はその1つです。

これは地域貢献につながる活動を、希望する高齢者に有償ボランティアとして紹介する事業。駅前の自転車預かり所の運営をはじめ、公園の花壇の手入れや、地域の溝掃除など、活動は多岐に渡ります。

寺田駅前の自転車預かり所で働く、有償ボランティアのみなさん(写真提供:きらっと)

他に、地域でさまざまなイベントを行う「城陽市レクリエーション協会」の事務局を担うのも、きらっとの役割です。また30年近い歴史を持つボランティア団体「城炊会(じょうすいかい)」の窓口機能もここにあり、城陽を中心とする防災活動などに取り組んでいます。

浦畑さん

2003年に創業した当時は、あくまで介護保険事業の施設でした。設立したのは僕の父で、長く社会福祉協議会に務めるなか、「やりたい福祉が実現できない」と自ら起業したと聞いています。その後、地域密着で事業を展開していくうちに、地元のさまざまな人から困りごとの相談が寄せられるようになり、いくつかの地域事業を包括的に行う、今の形になっていきました。

NPO法人きらっと 代表理事 浦畑佑太郎さん

“保険外”まで含めたケアで、信頼を築く

現在、きらっとの訪問介護部門で働く介護ヘルパーはパートスタッフを含め27人。居宅介護支援部門で働くケアマネジャーは11人です。

もともとは今より少人数だったのですが、浦畑さんが後継者として2020年に入職して以降、採用に力を入れるようになって拡大。特にケアマネジャーは、エリアで一番多い事業所になったといいます。

浦畑さん

父と自分のことも含め、法人全体で世代交代を目指して活動するうちに、どんどん人が増えていきました(笑)。自分も父もケアマネジャーだったことで、その定着率が特に高かったのも大きかったと思います。理念や考えが伝わりやすかったのかなと。また、城陽でケアマネジャー不足が続いているなか、それに応えるのは大切な地域貢献かなという思いもありました。結果、うちにケアマネジャーがたくさんいるとわかると相談もさらに集まってくるので、もう際限なく採用している状態ですね。

スタッフ数の拡充と地域でのニーズが相まって、実際きらっとの利用者は近年増え続けています。特に浦畑さんは、地域の人や関係機関から見たときに「きらっとならどんな人も受け入れてくれる」「何とかしてもらえる」という一種のブランドができているのを感じる、と話しました。

浦畑さん

そもそも今の介護保険って、「この枠の中でこれだけの仕事をしてください」という範囲がきっちり決まっている仕組みなので、制度内で利用者の希望が叶えられないケースもあるんです。その時、事業所として保険以外の対応を許可していなければ、ケアマネジャーに「本当はこうしてあげたいのに」と思いがあっても、別のサービスを押し付けてしまうことになりかねません。

結果、利用者さんと揉めてしまった……中にはそんな相談も寄せられるきらっと。利用者本人の意に反するサービスを押し付けることなく、ここではとにかく話を聞き続けていきます。

浦畑さん

何かのきっかけで頼ってもらえそうな瞬間に、“保険外”の対応も含めてパッと動くんです。そこで信頼関係を築けると、その後生活に必要な介護サービスも使っていただけるようになります。

工務店による家の修繕や、電気店による家電の交換など、浦畑さんがいう“保険外”の対応は多岐に渡るため、地域に根ざし長く活動してきたネットワークが大きな力を発揮します。また、個人宅の草刈りなどを、「いきがい倶楽部」のシニアに依頼することもあるといいます。

どれもお金の面で利益の出る活動ではありませんが、浦畑さんはそこで得られる信頼を何より重視します。そこで相手に安心を感じてもらえることで、継続的な介護利用に結びつくケースも少なくなく、利用者の暮らしにも、きらっとの経営にも最終的にプラスになると捉えているのです。

浦畑さん

「困っているなら何とかしよう」という発想が、先代の頃からのうちのスタンス。実際、“保険外”の対応をするケースって、うちの事業所でも別に月あたり何十件とあるわけじゃないんです。だったらそこは経営者としても、関係をつくるために必要なこととして見ておくほうがいい。スタッフにとっても、利用者に合ったプランを自由に立てられたり、必要と思うサービスを好きなように依頼できたりする環境は、大きなやりがいになっていると捉えています。

多様な働き方のパターンと、心地よく働ける環境の設計

幅広い選択肢をもとに、一人ひとりにあった介護を考えていくきらっとの仕事。多様なのはケアのあり方だけではなく、実はスタッフ個人の働き方もそれぞれの実情に合わせて相談できるようになっています。

訪問介護は朝夕のニーズが高いため、特定の時間だけ働く「登録ヘルパー」も事業所を支える大切な存在となっている(提供:きらっと)

浦畑さん

まずは本人がどう働きたいかを聞きます。「このくらいの時間働きたい」給料はこれぐらい欲しい」などの希望を正直に言ってもらって、こちらからも提案してすり合わせていきますね。ただそれによって正職員かパートかの違いは出ますけど、対利用者さんについては、みんなフラットな立場としています。理事長も僕も含めて、そこはみんな対等。派閥もつくらない(笑)。どういうケアがいいかを、みんなで一緒に考えていくのを大事にしています。

50〜60代のスタッフも多いなかで、時に母親のように浦畑さんを諌めてくれるスタッフもいるというきらっとの職場。浦畑さん自身も壁をつくらないコミュニケーションを心がけていることが、取材中のちょっとした会話からも感じられます。

一方で、経営者としては近年、より働きやすい環境づくりに意欲的な側面もあります。働く時間も場所もまちまちな職員に必要だと、コミュニケーションに「LINE WORKS」を導入したり、シフトがいつでも確認できるアプリを全員のスマートフォンに入れられるようにしたり。

介護記録などの書類も、京都でいち早く電子保存に切り替えを行いました。今あるカフェのようなフリーアドレスのスペースも、実はその時に、紙の書類入れに使用していた大量のラックを処分する過程で生まれたのだといいます。

オフィス入ってすぐの場所には、実際のカフェエリアも。有償ボランティアが週3回来てくれるため、訪問の合間などにいつでもコーヒーが飲めるほか、お昼にはうどんやカレーライスを100円で食べられるようになっている

こうした福利厚生だけでなく、仕事上のスキルアップや、キャリアアップに必要な支援もきらっとでは積極的に行っています。

例えば、eラーニングのアカウントも全員分を用意しているため、法定研修(事業所として定められた研修)の一部を動画で学べることはもちろん、国家資格である介護福祉士やケアマネジャーを取得するための勉強もできるようになっています。

もちろん実際に取得するときの受験費用も移動の交通費もすべて法人負担。これは研修や、資格更新もすべて同様です。「だからチャレンジしたい人には、どんどん活用していただきたい」と浦畑さんは話します。

浦畑さん

その他、訪問に使うバイクの自賠責保険やタイヤ代も出しますし、節目にはちょっとしたお菓子や、いいお弁当などを頼んでみんなで食べたりもします。細かな費用だからこそ、こちらがきちんと負担し気持ちよく働いてもらうことで、利用者さんへのよりよいケアにつながればと思っています。

きらっとならではの強みを感じながら、一人ひとりの願いに寄り添うケアマネジャーの仕事

今回の取材では、実際にきらっとで働くスタッフさんにもお話を伺いました。まず1人目は、介護ヘルパーの仕事を経て、昨年ケアマネジャーとして入職した市田さんです。

市田さんは、姉妹の影響で10年ほど前に介護の世界に入ったといいます。いくつかの施設で経験を重ねながら、介護福祉士、ケアマネジャーの資格を順に取得。初めてケアマネジャーとして働く場所を探すなか、求人サイトできらっとのことを知りました。

市田さん

実際にお話も伺うなかで、ここならそれぞれの利用者さんが望む暮らしを叶えられるかも、と感じました。単に介護保険の事業だけじゃなく、地域とのつながりをたくさんもっていろんな活動に取り組んでいるところも、入職を決めた大きな理由でした。

ケアマネジャーの市田敦子さん

居宅介護支援事業所で働くケアマネジャーには、病院や地域包括センター、市町村の窓口などから日々さまざまな高齢者の生活相談が寄せられます。それを受け、本人や家族の状況、今までの暮らしと現在の暮らしなどを細かく把握していき、自宅での生活を続けるために必要なケアプランを考えて実行していきます。

この時に重要なのは、本人が抱える本当の不安や心配が見えてくるまで、とにかく「しっかりと話を聞くこと」だと市田さんはいいます。どれだけいいケアプランに見えても、それが本人の困りごとにマッチしないのであれば意味がないからです。

市田さん

自宅に伺ってお話を伺うとき、まずはしゃべりやすい雰囲気づくりを何より心がけます。何も言わなくても、バーっと話される方もいますが、実際は困っていても上手に言えない方のほうが多い。「大丈夫だから」とおっしゃっていても、現実問題としていろんなところに支障があるケースも少なくないので、それが見えてくるまで、何度も何度も会って話しながら信頼関係を築いていくんです。

そう市田さんが語るように、向かう方向もペースも一人ひとり全く異なってくるのがケアプランの作成です。「お風呂に入れなくなったから早くなんとかして!」とすぐ自宅に人が行けるようにする必要がある方もいれば、「そんなに急に暮らしのリズムを変えたくない」と考える方もいる。利用者の暮らしの願いを叶えていく仕事だからこそ、本人の気持ちが今どこにあるかを確かめながら、慎重に進める必要があります。

市田さん

ケアマネジャーになって最初の頃、家族の希望である高齢者施設に入った方が、どうしても自宅に帰りたくて、タクシーに乗って他府県から戻って来られた、というケースに出会いました。そのバイタリティに驚くと同時に、何とかここで長く暮らせるようにしてあげたい、と思ったのをよく覚えています。ただ、ご本人は自宅でもあまり他の人に入って来てほしくない方だったので、じっくり時間をかけてお話を伺い、買い物支援など「ここだけは困りますよね」というポイントに絞ってご提案をしました。

まだ1年という期間でありながら、さまざまな高齢者の相談に乗ってきた市田さん。今では40人ほどの方を担当し、充実感を覚えながら忙しく働いているといいます。

一方で、入職した初期は先輩ケアマネジャーへの同行が中心で手持ち無沙汰な時間も多く、戸惑うこともあったと正直に打ち明けてくれました。もともと介護ヘルパーとして、常に現場で手を動かし続けてきたからこそ、感じたギャップかもしれません。

市田さん

やっぱりヘルパーに戻ろうかなと思った瞬間もありました。でもみなさんすごく優しくて、「すぐに忙しくなるし大丈夫」って声もかけてくれたんです。その後担当が増えてわからないことが出てくるときも、毎回手を止めて丁寧に教えてくれるし、本当にいい職場だなと思いました。

きらっととしてこれまで、地域のいろんな事業所や機関ともいい関係が積み上がっているので、その意味でも仕事はやりやすいと思う、と市田さん。実際に「きらっとです」と名前を出すだけで信用してもらえる状況があり、保険制度の中でも外でも、事業所としてたくさんの選択肢を持っています。

市田さん

それらをどう生かすかはケアマネジャーの仕事ですが、今1年経って、やっと自分自身でも「こうしたらいいんじゃないかな」という筋道が立てられるようになってきたように感じています。

居宅介護支援事業所としては、地域のさまざまな訪問介護事業所に仕事を依頼する必要がありますが、きらっとの場合、自社に訪問介護部門があることが、確かな強みになっているとも市田さんは話します。ケアマネジャーとヘルパーの間でより密な連携ができたり、今までにないアプローチに挑戦できたりする可能性が広がるからです。

市田さん

いろんなことにチャレンジしやすい事業所だと思います。失敗しても責められることなく、「それを次につなげよう」と言ってくださる風土もある。利用者さんの世代もご家族の世代もどんどん変わってきているので、私自身は「もっと多様な世代の人と働きたい」という思いもあります。若い方、新しい方が入ってきてくださることで、よりいろんな意見が飛び交うような職場になったらいいなと思いますね。

一対一で向き合いながら、自立支援のアプローチを模索する訪問ヘルパーの仕事

スタッフでもう1人お話を伺ったのは、訪問介護部門の責任者の仕田中さんです。サービス提供責任者として、他のヘルパーのサポートをする役割を担いながら、自らも利用者さんのケアに携わっています。

訪問介護管理者の仕田中雅司さん

他業界の出身で、もともとデスクワークの仕事をしていた仕田中さんが、全くの未経験から介護の世界に飛び込んだのは34歳の時。以来、パートから正職員へと経験を重ねながら、10年ほど他の事業所で訪問介護ヘルパーとして働いてきました。

仕田中さん

親族に誘われたのがきっかけですが、利用者さんと一対一で関われて、直接「ありがとう」と感謝をもらえる仕事であることに惹かれたんです。働いてみると、高齢の方や障害のある方たちから自分自身の生き方を考え直させてもらうことも多くて、この仕事でやっていこうと介護福祉士の資格も取りました。

きらっとに来たのは、およそ1年前。プライベートで子育てが始まり、日祝に休めて柔軟な働き方ができる事業所があればと思っていたこと、前職ではマニュアルがしっかりとあったぶん、自分自身が成長できていないのではないかと感じていたことが、きらっとへの転職の後押しになったといいます。

介護ヘルパーさんの多くが、自分のバイクで利用者さんのもとへ通う。仕田中さんもそのひとり

上司からの指示通りにミスなく……という働き方に閉塞感も感じていた仕田中さんにとって、きらっとの「自分で考えて動く」仕事は魅力的でありつつ、最初は戸惑いもありました。例えば転職してすぐに、ひとりの身体に麻痺のある方の担当をしたときのことです。あまりお風呂に入りたがらず、「自分はシャワーだけでいいから」とおっしゃる方でした。

仕田中さん

前までの自分だったら、そのまま流されていたかもしれません。でも先輩から「思いをぶつけてみよう」と促され、信頼関係をつくりながら、入浴による身体への影響やリハビリ効果を訴えてみました。すると、「そこまで君が言うんやったら入ってみようか」と言ってくださったんですね。その後も月に数度入っていただけるようになり、好きだったバイクにまた乗る目標も一緒に立てるまでになりました。

自分自身の中に生まれた小さな手応えを、仕田中さんはそう振り返ります。

その後サービス提供責任者を経て、この夏からは事業部門全体の管理者になり、より広い視点で事業を改善していく立場となりました。浦畑さんとともに「LINE WORKS」の導入を進めながらも、対面でコミュニケーションをとるシーンと使いわけを調整したり、それぞれのヘルパーさんと「1on1ミーティング」ができないか検討したりと、積極的に新しいことにも挑戦しようとしています。

城陽はまち全体が決して広くはないので、バイクで10〜15分で移動できる訪問先が多いといいます。それでも、高齢化が進み利用者もどんどん増えているため「ぜひ新しい人を」と今回の募集に至りました。

仕田中さん

ヘルパーの仕事は、未経験の方でも、一緒に同行訪問しながらじっくり覚えられるようになっています。また、いろんな働き方が選べるので、年齢や体力に応じて細かく調整するスタッフも少なくありません。何よりきらっとのケアは、ゴールに向けてどういうアプローチで進めるか、かなりの部分をヘルパーに委ねられる点が特徴です。挑戦したい方には、いい環境だなと思います。

例えば調理支援ひとつでも、個々の状況にあわせ、現場ではさまざまな判断が可能です。もともと料理が得意だった利用者さんでまだ十分に身体が動く方だったら、「ちょっと切り方を教えてくれませんか?」とあえて聞いてみる。そうすることで、生活の自立に向けた共同実践の場に変化していくことも考えられます。

仕田中さん

ヘルパーの仕事って、気をつけないとただの「お手伝い」になってしまう可能性もあります。そうならないよう、本人の自立支援につながる提案をいかにしていくか。どのように利用者さんを巻き込み、自ら望む生活をしていけるように支えるか……ケアの質を高める引き出しはみんなたくさん持っているので、ぜひ一緒に相談しながら進めていけたらと思います。

チャレンジし続ける法人で、ともに歩む仲間を大募集

「自由」「挑戦」といった言葉が象徴する、きらっとの介護保険事業。チャレンジ精神溢れる人たちが集う事業所は、城陽市というまちにすでに無くてはならない存在になっているのでしょう。浦畑さん、市田さん、仕田中さん、それぞれ立場は違えど、同じ方向を向いていることが伝わってくる点に、法人としての本質的な強さを感じる取材でした。

実はきらっとでは、来年に新しい介護施設の開所も予定しているそう。自宅で暮らしながら通うデイサービスで、他にはない「半日」というショートプログラムにすること、エンターテインメントを軸にしていくことで、通所施設に新しい選択肢を増やすことを目的にしています。

浦畑さん

本人が喜んで「行きたい」といえるデイサービスにしたいんです。また、子どもたちが入って来られるスペースもつくって、地域ともっと混じりあえる施設にもしたい。高齢者に限らない“福祉”という大きな括りの中で、障害のある人たちも子どもたちもみんなが交流できるような拠点を、きらっととしてつくりたいなと構想しています。そちらの募集はまだ先になりますが、法人としては、新しい試みに積極的に挑戦しながら、毎日ともに楽しんで仕事をしてくれる方に出会えたらうれしいなと思っています。

介護保険制度という枠組みにベースを置きながら、地域にあるさまざまな人とものを組み合わせ、利用者の本当の願いを叶えようと活動するきらっと。その仕事は、一人ひとり異なる「望む暮らし」を実現していく以上、正解のない道のりを歩む仕事ではあります。

それでも、今働きながら「これはこうするもの」と言われることにモヤモヤしているような方には、新たな視界が開ける大きなチャンスになるかもしれません。チームみんなで、今までにないアプローチを探していくひとりに、あなたもなってみてはどうでしょうか。

執筆:佐々木 将史
撮影:水本 光
編集:北川 由依

求人募集要項

企業名・団体名NPO法人きらっと
募集職種①介護ヘルパー(訪問介護員)
②ケアマネジャー(介護支援専門員)
雇用形態正社員、パート
※ご希望に応じて雇用形態を選択できます。
試用期間(6カ月程度)
試用期間中は求人要項に記載の給与となります。
初年度のみ6ヶ月以降働きに応じて昇給します。
仕事内容介護業務、事務仕事
その他本会が行う事業
給与①訪問介護員
正社員:基本給21万~23万円
パート時給1500円程度

②介護支援専門員
正社員:基本給23万~25万円
パート:時給1600円程度

残業代は残業時間に応じて支給。
福利厚生カフェスペースにて軽食100円、ドリンク無料で提供
資格取得支援制度(研修費、受験料、受験に関わる交通費貸与。3年間勤務で返済不要。
ストレスチェック実施
ヤクルトの無料配布(数か月に1回程度)
勤務地京都府城陽市寺田高田56ー17
※城陽市富野地区へデイサービスの出店計画中
勤務時間居宅介護支援:9ー17時
訪問介護員:8ー18時のうち7時間
休憩時間60分
フレックスタイム制
休日・休暇日曜祝日定休
月~土のどこかで1日休み
年次有給休暇あり
応募資格学歴不問です。
訪問介護員:無資格可能、入職後介護初任者研修の取得が必要
介護支援専門員:介護支援専門員資格必要
選考プロセス京都移住計画の応募フォームから応募

カジュアル面談を実施(見学可能)

面接

内定
面談場所オンライン面談可能です。
来訪される方はきらっと介護支援センター事務所(京都府城陽市寺田高田56ー17)で実施します。
参考リンクHP
Instagram
YouTube

求人への応募・お問い合わせ

募集要項を見る

オススメの記事

記事一覧へ