京都に移り住んだ人や、これから移住を考えている人が集まり、ゆるやかに語り合う交流イベント「京都移住茶論」。
第42回は、「京都で子育て!物件やエリアの選び方」をテーマに開催しました。
子育て世帯の市外流出が話題に上ることもある京都ですが、実際にこの街で子どもを育てるパパ・ママたちからは、京都ならではの暮らしの楽しさを実感する声が多く聞かれます。
今回は、東山区で子育て中の京都移住計画 不動産パートナー小原さんをゲストに迎え、同じく子育て世代のメンバー坂井とともに、リアルな京都暮らしの様子や住まい選びの視点、おすすめのおでかけスポットについて語り合いました。
鴨川さんぽに、鳥の声。先輩パパママのリアルな「京都ライフ」
トークはまず、お互いが普段どんな暮らしをしているのか、それぞれの生活の紹介からスタートしました。
東山に家を建てて10年、2人の子どもを育てる小原さん。朝は鳥の声で目覚め、庭には色とりどりの蝶やミツバチが飛んできたりと、自然豊かな山の裾野で暮らしています。
小原
東山で子育てをしていると、やっぱり子育て仲間がもっと増えたらいいなと感じることが多いんです。東山は魅力的な場所で面白い人もたくさん点在しているので、横のつながりができたらもっと楽しい暮らしができるのではと思い、「東山暮らしよし」という活動や、気軽に立ち寄れて子どもたちの居場所にもなるような私設図書館プロジェクトなどを行っています。
地域の川清掃や東福寺境内での自転車練習、さらには藤森神社の祭礼でご近所のファミリーと共に子ども神輿を担ぐなど、街に深く溶け込んだ暮らしぶりが紹介されました。

一方の坂井は、学生時代を過ごした京都の魅力が忘れられず、大文字山や鴨川に近い左京区で中古一軒家を購入しました。
坂井
小原さんに仲介してもらい、2階と3階の吹き抜けの開放感が決め手で築20数年の物件を購入しました。京都市の助成金を活用して窓の内窓改修をしたのですが、その事例として松井市長がなぜか自宅に取材に来られたこともありました(笑)。
春には木屋町の高瀬川で桜まつりの船の運航を手伝い、夏は鴨川デルタで水遊びするなど、四季を感じながら暮らしています。
条件検索じゃ見つからない!失敗しない「京都の家探し」のヒント
住まい探しにおいて、小原さんはスペックなどの条件から入るのではなく、「何を叶えたくて京都に来るのか」という原点を大切にしていると言います。

小原
条件から入ってしまうと単なるマッチング作業になり、納得のいく選択がしづらいこともあります。「京都らしい雰囲気が好き」とおっしゃる方でも、何をもって京都らしいと感じるかは人それぞれ。京都は中心部から30分も離れれば豊かな自然が広がる「便利な田舎」でもあります。街の便利さが好きなのか、自然に囲まれた暮らしが好きなのか、まずはその解像度を上げていくことが大切です。
坂井
僕も鴨川と大文字山が好きで、保育園の帰りに鴨川に寄って遊べるような暮らしのイメージを持って左京区を選びました。1日の生活動線を具体的に想像しながら選ぶと、住んだ後の満足度が上がると実感しています。
小原
左京区は自然と京都らしさの共存が魅力ですし、さらに山手を求めるなら岩倉や大原という選択肢もあります。北区は落ち着いた住環境ですが、駅から離れるとバスや車、自転車が主な移動手段になります。日々の暮らしやすさと理想のバランスをどう取るかがポイントですね。

マンション?戸建て?「どんな風に育ってほしいか」で見えてくる住まいの形
続いて話題は、住まいの形態や子どもの教育環境へと移りました。
小原
京都へ移住される方は、まずは賃貸で数年暮らして街の感覚を掴んでから、購入エリアを決める方が多いです。また、マンションか戸建てかという点では、子どもの成長に伴う「足音などの騒音問題」を気にして、1階や戸建てを選ぶご家庭が多いですね。ただし「1階は虫が出るから嫌だ」といった意見もあるため、家族間のすり合わせが欠かせません。
参加者からは、「郊外に住んでいるが、仕事で京都市内まで車移動する際の時間が負担」といったリアルな悩みや、長岡京市に住んでいた際、充実した子育て支援サービスに助けられたといった体験談も共有され、ワークスタイルや行政のサポート体制もエリア選びの検討材料になることが語られました。
小原
親の理想だけでなく、「子どもにどんな環境で育ってほしいか」という視点を持つことも大切です。例えば、左京区の吉田山周辺なら「すぐ虫取りに行こう」と自然に親しめたり、自由でユニークな京大の文化に触れて「何でもやっていいんだ」と感じたり、お子さんのマインドにも影響するかもしれません。家を購入すると10年、30年と長く定住することになるので、周辺環境が子どもの成長にどう影響するかも含めて考えていきたいですね。

雨の日・猛暑日の救世主!ローカルパパママの「とっておきおでかけスポット」
後半の質疑応答では、子育て世代共通の悩みである「雨の日や猛暑日に子どもをどこで遊ばせるか」という話題で盛り上がりました。
坂井
まだ僕も行ったことないんですけど、花園の教会が運営されている手作り感満載な水族館など、意外な穴場スポットもあるんですよね。雨の日はどう過ごされていますか?
小原
うちは子どもの成長と共に一緒に銭湯に行くことが増えました。下京区の「サウナの梅湯」や、京大生が引き継いだ東山区の「大黒湯」など、若い世代が継業して盛り上げている銭湯も、スーパー銭湯とはまた違った味わいがあるので面白いです。
他にも、伏見区の「京都市青少年科学センター」や南区の「京都市市民防災センター」といった定番の屋内施設をはじめ、木製玩具やボードゲームを試して遊べるおもちゃ屋(北区の「トーイハウス童」や宇治市の「キッズいわき・ぱふ」)、大型ショッピングモールにある室内遊具スペースなどが雨の日の心強い味方として挙がりました。
また、少し足を伸ばして滋賀県の博物館・美術館や動物と触れ合える屋外施設を訪れたり、嵐山高雄パークウエイのレトロな遊園地でのんびり過ごしたりと、京都に住みながら周辺地域も楽しむことができるのも、アクセスの良い京都ならではの楽しみ方ですね。
理想の暮らしへの一歩を踏み出すために
子育てしやすい環境や理想の住まいの形は、家族のライフステージや価値観によって十人十色です。
京都移住計画のWebサイトでは賃貸物件の掲載を中心に行っていますが、売買や中古一戸建て・マンションの購入に関するご相談も承っています。
「自分たち家族に合ったエリアを知りたい」「購入も含めて住まいを探したい」という方は、ぜひお気軽に京都移住計画の物件相談窓口よりお問い合わせください。



