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京都には、季節ごとの行事やならわし、風物詩がたくさん存在しています。このコラムでは、1年を春夏秋冬の4つに分け、さらにそれぞれを6つに分けた「二十四節気(にじゅうしせっき)」にあわせて、京都移住計画に関わる人たちの等身大の京都暮らしをお伝えします。
夜、仕事を終えてエキストラバージンオリーブオイルを買いに外へ出る。
リリースされたばかりのXGのWOKE UPを聞きながら、スタスタと歩く。
河原町五条の大きな交差点でインスタグラムのストーリーを見ていると、仲の良い友人が高瀬川に蛍がいると数分前に投稿していた。
探してみようかなと思いつつ、夕飯のパスタを作るためのエキストラバージンオリーブオイルを買いにスーパーへ向かう。
蛍を投稿していた友人が全身緑色でいた。
蛍に出会えたら幸せが来たと久しぶりの再会を喜んでくれた。
一匹しかいなかった蛍を見に、一緒に川へ向かう。
そこには無数の光があった。
夕飯は近くのなか卯にいくことになった。
いつもお決まりのセットを食べながら、近況を話す。
久しぶりにあった友人は、仕事を辞め、自分のやりたかったことに挑戦していた。
コンビニコーヒーを片手に、近隣を散歩する。
ファミマのショートパンツが買いたいと呟いていたので、買えるまでファミマを探し回ることにした。
頼りない光をした看板の2件目は、笑顔のPOPが大きく構えられ、品揃えも豊富なコーナーによって無事購入することができた。
お互いの中間地点で別れを告げて、プレイリストの続きを聞く。
エキストラバージンオリーブオイルは品切れだった。
執筆:坂東 拓海
編集:藤原 朋
坂東 拓海
プロデューサー / クリエイティブディレクター。京都を拠点に、文化領域に近い業種の事業開発やブランド構築を行いコンセプトファーストで多様なアウトプットを行う。東京ではDaisuke Hasegawa StudioのメンバーとしてOakley Factory Team、MARMOT、goldwin 0などの国内外のファッションブランドのキャンペーンビジュアルを手掛ける。