2024.12.21

22 冬至 – 気象予報士が本当は教えたくない雪の京都の写真を撮るコツと人気スポットまとめ

気象予報士・全国通訳案内士・カメラマンの其田(そのだ)です。京都市街地に雪が積もる日は、夜通し写真を撮りに出かけます。きょうは「冬至(太陽の出ている時間が1番短く、夜が長い日)」ということで「本当は教えたくない雪の京都を撮るコツとおすすめスポット」をご紹介します。

雪の京都の写真を撮るコツ

さまざまな条件が重なって京都市内の積雪の有無が決まるのですが、誤解を恐れずざっくりまとめると、以下のような条件がそろうとき雪景色を楽しむことができることが多いです。

ここ数年では2023年1月24日〜25日にかけて強い冬型の気圧配置となり、京都市内で15cmの積雪を記録しました(図1 表1・1月24日18時 アメダス京都地点で北西の風 7.4m/s・気温-1.8℃・1時間に7cmの降雪を観測)。

図1・2023年1月24日21時の地上天気図(出典:気象庁)
表1・2023年1月24日の京都アメダスの1時間ごとの観測データ(出典:気象庁)

国内外さまざまな天気予報とにらめっこしつつ、雪が降るタイミングにあわせてスケジュールを調整するのがポイントです。つづいて、雪が積もったらめぐりたい京都市内のおすすめスポットをご紹介します。

東山エリア

まずは東山エリア。古い京都の街並みとオレンジの街頭が雪の京都を彩ります。

法観寺(八坂の塔)

二寧坂

産寧坂

清水寺

東山は後述する嵐山と比べて気温や路温が高く、なかなか積雪しにくいのが悩ましいところです。

嵐山エリア

つづいて嵐山エリア。東山が積雪にいたらなくても、嵐山では積雪することもしばしば。嵐山の自然と京都の建築美を楽しむことができます。

嵐山と渡月橋

竹林の小径

天龍寺

野宮神社

年々雪が積もりにくくなっている京都ですが、美しい雪景色が見れるといいですね。この記事が冬の京都を楽しむ一助になれば幸いです。

※ 神社仏閣では三脚・一脚を用いた撮影は禁止されています。侵入禁止・撮影禁止の場所では撮影は行わず、他の参拝者に配慮し邪魔にならないようにゆずりあって撮影しましょう。

其田 有輝也

カメラマン・気象予報士・全国通訳案内士

会社員(気象予報士・Webデザイン)と個人事業主(カメラマン・全国通訳案内士)の複業を経て、田舎(香川)と都会(京都)の二拠点生活をしています。お仕事や取材のご相談は「info@haletoke.net」よりお気軽にお問い合わせください:)(noteInstagramXYouTube

執筆:其田 有輝也
編集:北川 由依

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