2019.08.11

「泊まる」「食べる」「参加する」京都の友達に出会えるHOSTEL『NINIROOM』

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京都のおもしろい場所を訪ねる「場を巡る」シリーズ。人が集いハブとなるような場や京都移住計画メンバーがよく立ち寄る場をご紹介する連載コラム記事です。一つの場から生まれるさまざまな物語をお届けします。

「場を巡る」第4弾は、丸太町にある『HOSTEL NINIROOM』。2017年12月に、西濱 愛乃さん・萌根さん姉妹が立ち上げたホステルです。長らく空き家になっていた築40年の印刷会社をリノベーションしてつくられました。NINIROOMではホステルに宿泊する以外にも、カフェやランチ、イベントでの利用が可能です。愛乃さん・萌根さんに「NINIROOMをどんな場にしていきたいのか」ということを中心にお話を伺いました。

左が姉の愛乃さん、右が妹の萌根さん。ご近所さんには「ニニさん」と呼ばれているそう。

NINIROOM流「友達の輪の広げ方」

HOSTEL NINIROOMのコンセプトは「京都に住む友達の部屋」。姉妹にとっての「旅」は、友達に会いに行き、その友達の暮らす日常を一緒に楽しむことだから。ホステル内はまるで友達の家を訪れた時のように、ゆったりと過ごすことができる空間となっています。

2人のこだわりが詰まったゲストルーム。8タイプあるどの部屋も素敵!

宿泊者以外も気軽に来てほしいと、カフェやランチ、イベントも行っています。中でもユニークなのはイベントの企画方法。なんと、ゲストとの何気ない会話からはじまることもあるそうです。

「長野の美味しいヒツジナイト」の様子

:「長野の美味しいヒツジナイト」は、長野のゲストハウス LAMPのシェフ・マメさんがたまたまNINIROOMに泊まりに来てくれたことがきっかけで、イベントを開催することになりました。ラウンジにいるときに話かけたら、「長野の食材をもっと知ってもらいたい」という熱い思いをもっているということがわかって。その時もう、「イベントをやりましょう!」と話がまとまっていました。

愛乃:その人の特技やスキルを聞くと、「この素敵な人を自分たちの友達にも知ってもらいたい!」って思うんです。そのためのイベントみたいな(笑)宿泊者、イベントの参加者、友達……私たち、NINIROOM に関わってくれている人たちを軸に、どんどんつながりができていく。イベントは、まだつながっていない糸の先にいる人に出会える機会なんです。

日替わりシェフの間借りランチ

NINIROOMでは、ランチやカフェを利用することもできます。ランチはとてもユニークで、日によって違うシェフが担当しています。月・火・水はカレー、木・金はオーガニック野菜を使ったカフェメニューを楽しむことができます。

月・火曜日は「Look like curry」の鷲野さんが担当。ビーツ&チキンのカレー、おいしかった!

愛乃:「間借りランチ」もイベントをきっかけに知り合った方との雑談からはじまりました。実店舗をもたずにフリーランスとして料理人をしている方などに「キッチンを借す」形でランチを担当してもらっています。たまたま今はカレーが多いけど、基本的にメニューはシェフ次第です。

取材中にシェフのお友達が来店。こうやって「NINIの友達の輪」は広がっていく。

萌根:私たちは、自分たち以外の人がここに関わってくれることに価値を感じています。ランチもイベントもそのためのきっかけ作りのようなもの。そのきっかけを通じて、自分たちの輪の中だけでは関われない人がもっともっと増えて、おもしろいことがこの場所で起こるようになると嬉しいですね。

NINIROOMでは、月に2~3回のイベントを不定期で行っているそうです。人気があるのは食のイベント。イベント参加者以外にも宿泊者、近所の方も一緒に楽しむそう。他にも毎週日曜の朝はヨガ、水曜の夜はランニングなど定期的に参加できるイベントも開催。こちらには京都に移住してきたばかりの方も参加されているそうです。ランチやイベントを通じて、広がるNINIROOMの「友達の輪」。ぜひ、一度訪れてみませんか。

HOSTEL NINIROOM
住所:京都府京都市左京区東丸太町30-3
TEL:075-761-2556
営業時間:7:00~22:00
イベント情報はこちらから:https://www.facebook.com/niniroom/

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