募集終了2020.09.08

一着のユニフォームから働く人々を。サポートチームで働くを、もっと楽しく安全に

作業服や安全保護具、ワークユニフォームの製造・販売を行う「日本被服工業株式会社」。1968年に創業してから50年以上、ユニフォームを通して働く人々を支えてきた会社です。

安全性や機能性、デザイン性など、時代の流れとともに多様化したニーズに応えるべく、100社以上のメーカーから商品を仕入れており、お客さま一人ひとりのニーズに沿った最適なユニフォームを提案できるのが日本被服工業の強み。これまで3,000社以上のクライアントへユニフォームを届けてきました。

働く人々の安全を守るのはもちろんのこと、チームとしての一体感や仕事に対するモチベーションを高めてくれるのもユニフォームの魅力。今回の求人は、お客さまに最適なユニフォームを提案する営業職と、経理や商品管理を行う事務職の募集です。

時代の変化とともに、働く人々を支えてきた50年

「たとえ1着の注文であっても1000着の注文であっても、手間ひまを惜しまないことが大切だ」と、代表取締役の西堀孝三郎(にしぼり こうざぶろう)さんは語ります。

大手基礎素材メーカーを早期退職し、日本被服工業を創業。ニーズに応える技術力とオンリーワンの品揃え、そして、誠心誠意築いてきた信用をもとに、京都の地で50年以上事業をつづけてきました。

「創業期からおつきあいのある企業さんも、もともとは飛び込み営業で受注が決まりました。“知り合いだから”という理由ではなく、自社の技術や豊富な品揃えで勝負したかったんです。まずは人と人の関係をつくり、相手に納得してもらったうえでユニフォームを選んでほしい。そんな想いで商談を重ねてきた結果、いまの日本被服工業があると思っています」

河原町通りにある本社の1Fはショップになっています。

時代の移り変わりとともに働き方が多様化し、働く現場やユニフォームに求められるものが変化してきたなかで「大変な時こそ会社の実力が試される」と、西堀社長のお話はつづきます。

「今後インターネット販売などのビジネス展開も考えていますが、根底にある人と人のコミュニケーションの大切さは変わりません。ユニフォームが働く人たちにとってどういう価値をもつものなのか、自分たちのビジネスの本質を深掘りすれば、社会に必要とされている役割を見つけることができる。この先、ユニフォームの価値や働く方々のサポートの仕方はさらに変化していくと思っています」

企業の雰囲気や企業らしさを反映する「ユニフォーム」。

社内・社外問わずたくさんの人の目に触れるのものなので、企業の伝統を守りつづける役割や、企業を伝える看板としての役割を果たしています。最近は、ファッション性の高いものや、オン・オフ切り替えずにそのままデイリーウェアとして着用できるものも増えてきたそうです。

西堀社長が創業期から築き上げてきた会社のあり方やユニフォームへの思いは、着実に次世代へと受け継がれています。ここからは、日本被服工業で働くみなさんが考えるユニフォームの魅力や職場の様子、仕事の内容についてお届けしていきます。

気持ちをひとつに、ともに働くチームをつくるユニフォーム

「ユニフォームは会社の広告になるんです」と語るのは、常務取締役の松本隆弘(まつもと たかひろ)さん。

「ユニフォームに限らず、みなさんが普段着用している衣服も随分と多種多様なものになりましたよね。これまでは安全性や機能性、価格で選ばれるお客さまが多かったのですが、それに加えて、ファッション性を重視されるケースが増えていると感じます。ユニフォームひとつで職場の風景がガラッと変わりますし、仕事着がかっこいいと働くモチベーションも高まると思うんです。私たちは、ユニフォームがそれだけの価値を提供できるものだと思っています」

近所にある料亭ご用達の割烹着コーナー。京都らしい風景のひとつです。

屋内・屋外に限らずさまざまな環境で働く人たちへ、ユニフォームや安全保護具を提供する会社として数々のニーズに応えてきた日本被服工業。正式に数えたことはないそうですが、取り扱っている商品は100,000点以上にのぼるというので驚きです。

「西堀社長がよく口にする『人と人』という言葉の通り、人との関係性やコミュニケーションを大切にしている会社です。バブルが崩壊したときやリーマンショックのときも、おつきあいのある会社とのつながりでなんとか乗り越えることができました。新しく取り引きがはじまったクライアントはもちろんのこと、長年ご愛顧いただいているみなさんにも満足してもらえるよう、日々の会話を大切にできる方に仲間になってもらえたら嬉しいですね」


現在、日本被服工業では40名が働いており、大阪、東京にも営業所があります。

「一緒に働いているみなさんは、明るくて人とのコミュニケーションが好きな方が多いです。また、体を動かすことが趣味の方も多く、バスケットボールやバレーボールなど、社会人になってからもスポーツをつづけていらっしゃいます。会社の雰囲気をひとつのチームに例えるなら、みんなで同じゴールを見据えながらも、個人戦術で一気に攻めていくような団体柔道のイメージでしょうか」

ユニフォームの製造・販売を基盤としながらも、柔道用の畳を製造している日本被服工業。柔道選手や指導員としての経歴を持つ西堀社長が、“怪我がつきものである柔道選手の安全を畳でサポートしたい” という思いで立ち上げた事業です。日本被服工業にスポーツ経験者が集まる理由は、チームでチャレンジすることの楽しさを大切にしている人が集まっているからかもしれません。

働き手の多様化したニーズに、どこまでも応えていくために

営業1部部長の徳田さん、右:人事総務部部長の茶谷さん

つづいてお話を伺ったのは、営業1部部長の徳田伸治(とくだ しんじ)さん、人事総務部部長の茶谷英律(ちゃたに ひでのり)さん。日本被服工業の発展と伝統を牽引する要のおふたりです。

日本被服工業が取り扱っているのは、作業服や事務服、食品工場の白衣、医療・介護、飲食・サービス、チームウェアなど、ありとあらゆる職場で活躍するユニフォーム。そのほかにも、ヘルメットや防護マスクといった安全保護具、静電気対策を施したワーキングウェアなど、働く人々の安全を守る商品も多数取り揃えています。

「例えば、炎天下の工事現場や熱のこもりやすい工場では、常に身の危険が隣り合わせです。国のほうでも安全・快適に働くための防護具の基準が定められているので、仕事内容や職場環境にあわせてユニフォームをご提案しています。最近は、熱中症対策に冷感素材のインナーや小さなファンが入った空調服、アイスベストなどの需要が増えています。釣りやアウトドア好きの方から重宝されていますね」(徳田さん)

取り外し可能なファンがついているベストタイプの空調服。茶谷さんも愛用しています。

「私服としても着用できるデザインなので、わたしも自分用に購入しました(笑)。最近は、個人店のお客さまから素材やデザインもこだわったユニフォームをつくりたいというオーダーも増えています。ご予算のなかでどれだけイメージに近づけられるかが勝負どころです」(茶谷さん)

「どのような依頼であっても最初からできないと決めつけるのではなく、お客さまのニーズに応えられる方法がないかを考えます。通常の注文よりも難しいオーダーを持ちかけられると、営業マンとしてはどうにかして叶えたいと思ってしまうんですよね」(徳田さん)

お客さまのニーズを突き詰めた結果、製造メーカーと共同で商品開発を行ったケースもあったそうです。


「営業は、お客さまが解決したい職場の課題にあわせて、弊社が取り扱っている商品やサービスを提案していく仕事です。大切なのは、相手が働いているシーンをどれだけ想像できるか。商品の仕入れ先が100社以上あり、ヒアリングから納入までのスピードが早いのも弊社の強みです」(徳田さん)

営業職は、取り引きのあるお客さまの訪問に加えて「技術力で勝負したい」という西堀社長の思いから、飛び込み営業を行うこともあります。ですが、管理職以外の方にノルマが設けられることはありません。

「飛び込み営業という言葉を耳にしたときに、ネガティブなイメージをもつ方は少なくはないと思います。実際、企業を訪問した際に『待ってました』と言われることはほとんどありませんし、みなさんの想像通り受付で断られてしまうケースもあります(笑)。ですが、人が働が働く環境には何かしらの課題があり、そこに新たなソリューションを提案できるのが『営業』という仕事の魅力。入社してから26年働きつづけられたのも、そこにおもしろさを感じているからかもしれません」(徳田さん)

さまざまな視点をもち寄って、新たなソリューションを生みだしていく

日本被服工業で働く友人に勧められたことをきっかけに、転職を決意した茶谷さん。採用時は営業部に配属されたそうですが、半年後には総務部へ異動となり、現在は前職で培ったデザインスキルを活かして活躍されています。

「前職はまったく別の業界・業種で、イラストレーターというソフトを使ってデザインの仕事をしていたのですが、営業職の採用だと聞いていたので詳しくは話していませんでした(笑)。入社後、何気なくイラストレーターが使えることを伝えたときに、これまで外注で行っていたオリジナルTシャツのデザインやネーム入れ、広告のデザインを任されるようになったんです。異なる分野からの転職だったのですが、思いがけないところでスキルが活かせたのは、自分自身にとっても新たな発見でしたね」(茶谷さん)

「これまで外注していたことが社内で実施できるようになり、納入までのスピードが格段にあがりました。デザイン面で一歩踏み込んだ提案もしやすくなりましたし、会社にとっても追い風になったと感じています。また、昨年は弊社50年の歴史のなかではじめて、新卒の女性を営業職で採用しました。これまでに足りていなかった視点の方が新たにチームに入ることによって、提案できることの幅もさらに広がると思っています」(徳田さん)

コックコートのくるみボタンにまつわる豆知識を披露してくださった茶谷さん。取材班からも「なるほど〜」という声があがっていました。

転職を機に、ユニフォーム業界の存在を知った茶谷さん。入社直後は、お客さまのニーズに対して自信をもって商品を提案できるよう、素材や縫製について勉強の毎日だったそうです。

「ひとえに『飲食業界のユニフォーム』といってもコックコートや割烹着があればいい、というわけではないんです。一着のユニフォームは、お店で働かれる方一人ひとりへ快適さを提供しながら、お客さまにお店の世界観を楽しんでいただくための演出をする、ふたつのニーズを同時に叶えるものでなければいけません。今後さらに働き方が多様になっていくなかで、日本被服工業としても、業界としても新たなチャレンジが必要だと感じています」(茶谷さん)

『人と人』のコミュニケーションを大切にし、目の前のお客さまと真摯に向き合ってきた結果、日本被服工業は、地元企業から厚い信用を得られるユニフォーム会社へと成長していきました。

提案したユニフォームが、働く誰かを支えているという実感

暑い工場内で働く技術者の方におすすめしたいアイスベストを提案。

最後にお話を伺ったのは、入社2年目を迎えた谷口一輝(たにぐち かずき)さん。先輩・徳田さんに同行しながら、日々営業の心得を学んでいるところです。この日は特別に、新規の商談を同行取材させていただきました。

商談に行ったその日のうちに受注が決まるというよりも、長期スパンで導入を検討されるケースが多いユニフォーム営業。「自分が一生懸命考えて提案した商品を、実際に着用して働く方を見かけたときに嬉しさを感じます」と谷口さんは語ります。

「まずは、本社1Fのショップで商品チェックをしたり、縫製工場の見学へ行ったりしながら、弊社で取り扱っている商品に対する理解を深めました。半年間ほどの研修を経て、実際に先輩の営業に同行させていただき、商談の進め方を現場で学んできました」


「営業で大切なのは、なんといっても商品に対する豊富な知識。先輩からも毎日コツコツ知識や経験を積み重ねていくことの重要性を学んでいます。わからないことがあれば先輩方も優しくアドバイスをくださいますし、社内でも自分の意見を言いやすい環境です。学生時代にバレー部で培ったチャレンジ精神を活かしてこれからもがんばりたいです」

本社の周辺にも多国籍な飲食店が増え、多様なバックグラウンドをもつ方がユニフォームを買いにくるようになったそう。中東エリア出身の方は赤いコックコートを好まれる傾向があるそうです。

はじまりの地・京都から、ユニフォームを通して日本中の働く人たちをサポートしていきたい!というみなさんの熱意を感じた今回のインタビュー。

学生時代、新しい制服に袖を通したり、部活で背番号の書かれたユニフォームをもらったときに、気持ちが高揚した経験をもつ方は少なくはないと思います。さまざまな職場で働く環境の改善・見直しが叫ばれるなかで、安全かつ快適に働くことはもちろんですが、チームで働くことのたのしさに気づかせてくれるのが、ユニフォームがもつ本来の魅力なのかもしれません。

本記事はBeyond Career事業にて受注・掲載した求人記事となります。Beyond Careerについてはこちら

執筆:並河 杏奈
撮影:岡安 いつ美

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