「棚田をナリワウ学校2020」開校します 無農薬の米作りに挑戦しませんか?「棚田をナリワウ学校2020」開校!

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一緒に米づくりしながら学びあう場「棚田をナリワウ学校2020」開校します

京都は神社仏閣というイメージが強いかもしれませんが、縦に長く日本海に接する地域もあったり農業や狩猟などが盛んな地域もあります。
今回ご紹介するのは、そんな海に近い天空の村と呼ばれる、宮津市上世屋(かみせや)での無農薬のお米作りの学校「棚田をナリワウ学校2020」についてです。
宮津といえば天橋立有名ですが、天橋立から山あいに車を走らせるとと海の見える集落 上世屋(かみせや)にたどり着きます。

無農薬の米づくりの一年を実践

ここ上世屋では、伝統的な造りの民家を中心に棚田が広がり、周辺の里山林とともに美しい景観を醸し出しています。
その棚田では昔ながらの農法を受け継ぎながら、米作りをナリワイとしている村人達がいます。

そんな村人達を先生に、自然に囲まれた棚田の米作りでどんな作業をしているのか、一年を通して実際に体験してみませんか?

昔ながらの棚田での米づくり美しい景観を作り出す棚田。
昔と比べ数は少なくなりましたが、このような棚田は全国各地に点在しています。しかし、そこで生計を立てている農家は全国的にみてもそれほど多くないのではないでしょうか。理由は斜面に小さな田んぼがいくつもあり、トラクターなど大きな機械が入りにくいなど、効率的な農業には向いておらず、ナリワイとするのに不利だと思われていることもあると思います。

一方、世屋では棚田での米作りを主なナリワイにしている人々がいます。個人向けの販売をしたりして生計を立てています。小さな棚田が多いため歩行型の田植え機、歩行型の稲刈機(バインダー)が現在も主流で、秋には昔ながらの稲木干しを行なっています。稲木で天日干しされたお米の味はまた格別です。

そんな棚田の米作りの魅力は、非効率だからこそ生まれる豊かさ。

例えば数年前、台風で稲木が倒れたことがありました。その翌日、村人たちは総出で稲を一束ずつ引き抜き、別の稲木に掛け直してくれました。素掘りの水路や獣害用の柵は、農家全員が協力しなければ維持できません。小さな棚田が村人同士の強いコミュニティを育んできました。

また棚田で米作りをしていると、その営みが様々な繋がりの中にあることを感じます。山の田んぼで山菜をとり、山から伐り出した木で稲木を組む。ワラは牛の餌になり、たい肥となって土に還る。そういった自然の循環の中でナリワイができていることに幸せを感じます。また、ナリワイとするからこそ本当の意味で受け継げることもあるのではないかと考えています。

経営に向けた座学も

平場の農地では、例えば10アール当たりの作業時間や経費などの参考データが比較的簡単に見つかります。
しかし、棚田でのそれはなかなか見つかりません。棚田とひとくちに言っても規模や農道の条件で大きく異なります。
棚田を収入の一部に組み込むうえで、将来ビジョンを立てにくく、就農に踏み込めない原因の一つではないかと思っています。
参考程度ですが、チャントセヤファームがこれまでの実践でまとめている数字などのデータはお伝えさせてもらいます。

棚田をナリワウ学校2020 授業内容

【授業内容】
体験入学
0時限目「ぼかし肥料について、獣害対策」
3月18日(水)~19日(木)/3月21日(土)~22日(日)

1時限目「育苗、春の作業」
4月22日(水)~23日(木)/4月25日(土)~26日(日)

2時限目「田植え、代掻き」
5月16日(土)~17日(日)/ 5月20日(水)~21日(木)

3時限目「除草」
6月24日(水)~25日(木)/6月27日(土)~28日(日)

4時限目 特別講義「秋~春の育土と抑草効果の関係」
7月18日(土)~19日(日)

5時限目「稲木準備、いきもの水田特徴」
8月19日(水)~20日(木)/8月22日(土)~23日(日)

6時限目「稲刈り」
9月12日(土)~13日(日)/9月16日(水)~17日(木)

7時限目 特別講義「風土に適した秋処理」
10月3日(土)~4日(日)

8時限目「秋おこし」
10月31日(土)11月1日(日) /11月4日(水)~5日(木)

1時限1泊2日を年8回の開催で実施します。
特別講義(4時限・7時限)以外は、平日と週末の月2回を開催日としていますのでどちらかに参加してください。

【おすすめポイント】
チャントセヤファームの上世屋の棚田で実際に米づくりをしながら学んでいただきます。知識や方法を与えるだけでなく、積極的な参加意欲のある方を求めており参加者皆さんも互いに学び合う場です。
特別講義は自然農法国際研究開発センターの榊原健太郎氏を招いて圃場を観ながら専門家からの指導を受けます。

【日時・参加料等】
・時間:1日目13時~2日目16時 までを全時限基本時間としています。
・集合場所:移住体験施設セヤハウス
〒626-0227 京都府宮津市上世屋小字上地543番地

・参加費:通年参加で50,000円
*参加費には1日目夕食、2日目昼食代も含まれます。
*途中からの参加も可能ですが料金についてはお問合せください。
*体験入学の3月分は1日参加も可能。参加費無料。(食費、宿泊費必要)。

・宿泊:移住体験施設セヤハウスを特別料金で利用していただけますが(宿泊費:朝食込み3,000円)、ご希望に合わせて世屋地区内近隣の宿泊施設もご紹介できます。
・定員:10名
・申込:専用フォームよりお申込み下さい
・主催:ドチャック会議(上世屋定住促進協議会)
詳細はこちらよりご確認ください

【無農薬の米作りでよく質問されることのQ&A】
Q1田んぼ仕事が体力面で自分にできるか分からない。
体力はやりながらでもつきますが、まずは好きじゃないと仕事にするのはきついでしょう。米農家は単に苗を植えて収穫するのではありません。耕運や苗づくり、除草、獣害対策等々様々な作業があります。もちろん細かく言えば○○仕事は好きだな、いや苦手だなどあるにしても、まずはやってみて自分にあうのか、仕事としたときにどんな生活になるのか年間通じた体験から見えてくること多いと思います。

Q2生計が成り立つのか分からない。
A2もちろん食べていけるかが最大の問題でしょう。幸い世屋には無農薬のお米を取り扱ってくさだる企業さんとのつながりもあり紹介もできます。上世屋のお隣、松尾集落には圃場整備された棚田で空いているところもあります。チャントセヤファームのスタッフになることも可能です。

Q3無農薬や稲木干しなどの具体的な方法が知りたい
A3上世屋で昔から受け継がれてきた農法の知恵や技を受け継げるというのはとても誇らしいことだと思っています。稲を干す稲木はクリを立木にマダケを9段横に組み上げます。3段を1本の藁縄で組み上げます。村で受け継がれ、風土にあった稲の干し方があります。無農薬での栽培をしている圃場をフィールドとして作業できるほか、今年は自然農法センターからの講師の方を招いた講座もあるのでお楽しみに。

Q4地域の農業者とのかかわりはどうしているんだろう…etc.
A4上世屋は11世帯23名という小さな村です。現在農家は6軒。地域住民とは共に作業をすることで徐々に理解してもらい信頼関係を築いていくことになります。村の半数が移住者という環境で村びとの移住者への理解も高い地域です。また上世屋は地元の老舗お酢屋さん飯尾醸造が半世紀前から無農薬米の契約農家であったことから、「無農薬」「自然農法」「有機農業」への理解も十分にあります。また村の方々が昔から受け継いできたやり方が自然農法の理念にかなっていたりします。

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