※限定2名※創業130年の酒蔵で酒造りとともに「オモテナシ」を学ぶ8日間(京都与謝野)

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京都府の北部に位置する人口22,000人ほどの小さな町、与謝野町。東は天橋立が見える海が広がり、西は豊かな緑を抱える山々に囲まれています。代表的な産業には、豊かな土壌で続いてきた農業や酒造り、そして「丹後ちりめん(※1)」をはじめとする織物などがあります。

(※1)丹後ちりめん・・丹後ちりめんは経糸(たていと)に撚りのない生糸、緯糸(よこいと)に1メートルあたり3,000回前後の強い撚りをかけた生糸を交互に織り込んで生地にし、その後、精練することによって糸が収縮し、緯糸の撚りが戻ることで生地全面に細かい凸凹状の「シボ」ができる織物のこと。(参照:丹後織物工業組合HP)

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現在、与謝野町では、地場産業の魅力を見直した新たな商品の開発や “みえるまち” をコンセプトにした町全体のブランド戦略に積極的に取り組み、新たに人々の行き来が生まれています。

そんな、与謝野町の暮らしや地域ならではの仕事を体験できる「よさのワーキングステイ・トライアル」(以下、よさのWST)。5〜8日間ほど与謝野町に滞在しながら、地域の魅力的な仕事を知り、人やコミュニティに触れていただく企画です。

地域ならではの仕事を体験してみたい方や地域との新たな関わりを見つけたい方、移住先を探しておられる方やこれから移住を考えてみたい方も実際に地域を訪れることで、描いていたイメージをより具体化していけるのではないでしょうか。本記事では、受け入れ先となる「与謝娘酒造」をご紹介します。

この町で、約130年受け継がれてきた酒造り

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明治20年創業の「与謝娘酒造」は約130年間、6代に渡って与謝野町のおいしい水を活かした酒造りを行ってきました。

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酒蔵近くの「大江山(おおえやま)」から湧き出す軟水は、おいしい酒造りの決め手となる「醪(もろみ)」という酵母菌の発酵をおだやかにしてくれます。醪を低温でゆっくり発酵させていくことで、与謝娘酒造の特徴である “華やかで柔らかい” 味わいのお酒ができます。

「お酒を通して与謝野町の魅力をもっと発信していきたい!」という想いから現在、酒蔵から半径2キロメートル内で収穫された地元のお米を使った酒造りにチャレンジしているそう。地元の素材を使って、地元のことを考えながらお酒を仕込む時間は、とても豊かな気持ちになるのだとか。

大学卒業とともに、家業である酒造りの世界へ

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6代目蔵元・杜氏の西原司朗(にしはら しろう)さんは、現在38歳。東京農業大学で醸造学を学んだのちに、22歳で後継者として地元へ戻ります。

「年上の兄弟たちはそれぞれ就職していたので、自分が家業を継ぐのは自然なことでした」と当時を振り返る西原さん。先代から受け継いだ酒造りを未来へ引き継いでいくために、日々チャレンジを重ねています。スパークリングの日本酒や梅酒造りをはじめたことも、6代目としてのチャレンジでした。

 --いい方向に変わっていくのであれば、変えていってもいいのかもしれない。

2011年に代替わりをした頃、西原さんはそんな自問自答を繰り返していました。「後継ぎになることは大学に進学した時点でわかっていたことだったので、いまはこの土地に落ち着けてホッとしています。だからこそ、これからこの地域をどうやって盛り上げていけるのか 可能性を探っているところです」と西原さん。

西原さんの元で、本物の酒造りを学ぶ

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与謝娘酒造の酒造りは、毎年10月上旬からはじまります。

お米を収穫し、蔵の掃除を終えた10月末に仕込みをはじめ、12月上旬から絞り、瓶詰めをして販売。年が明けた1月上旬からは再び仕込みがはじまります。今回、よさのWSTで体験していただくのは、今シーズン2度目の酒造り。

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  • ・酒造りの決め手となる麹室(こうじむろ)での作業
  • ・タンクへの仕込み作業
  • ・米洗い、米計測、麹の温度管理
  • ・ラベル貼り、観光地への配達
  • ・地域で開催される交流会への参加

など、酒造りに関する一連の作業を体験できるプログラムとなっています。

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一昨年のプログラムでは、雪が深い時期にお酒を仕込みながら、イギリス・ウェールズから訪問した方々と日本酒を通じた交流イベントや地域の交流会へ参加するなど、「酒造り」以外の関わりもあったそう。参加した五島さんは “思っていたよりも100倍の経験や知識を得ることができた” とよさのWSTを振り返ります。

(一昨年のよさのWSTの様子と五島さんのインタビュー)

酒造りの一連の流れを理解するには少なくとも1週間ほどかかります。ですが、その期間に知れることや体験できることは決して「酒造り」だけではありません。

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たとえば、与謝野町で暮らす人々との交流。

「地域の方々がオープンマインドだった」という五島さんの感想にもあるように、地域では隣近所の人たちと協力して生活することがベースにあります。そういった土壌があるからこそ、「わたしはこんなことに興味があるんです!」「これからこんなことをやってみたいと思っています!」と伝えると、知り合いをつなげてくれたり、近所の工場を見せてくれたり、損得だけでものごとを判断せずに接してくれる方が多いのかもしれません。

それは、この土地で生まれ育った西原さんも同じです。

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 --なによりも、与謝野町のファンになってもらえたら嬉しい。

よさのWSTを通して与謝野町に足を運んでもらい、地域を知ってもらえたら嬉しいです。昨年は、「どぶろく」に興味のある方や「丹後ちりめん」「農産物加工」に興味がある方が参加されていたので、配達のついでに、どぶろく特区や友人の織り工場、農産物加工センターなどを訪ねました。与謝娘酒造で酒造りを体験していただくのはもちろんですが、酒造りと密接な「地域」の魅力にも触れてもらいたいと思っています(西原さん)

与謝野町を世界へ発信していくために

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▲かわいいカエルのモチーフやパッケージは、西原さんの奥さんによるデザイン。

最近は、海外との取引も少しずつ増えている与謝娘酒造。海外のバイヤーが直接酒蔵を訪れることもあるのだとか。

「与謝娘酒造」が、この地域を知ってもらうきっかけになれたら素直に嬉しいですね。まずは、国内外の方に「与謝野町」を知ってほしいですし、もっと訪れてもらいたいと思うんです。具体的にこれがあるから与謝野町に来て! と発信するのはなかなか難しいかもしれませんが、酒蔵から見える山々をのんびり眺めながらお酒を飲むことも、この地域の魅力のひとつになればと思っています(西原さん)

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そのうえで、課題となっているのが「おもてなし」だと西原さんのお話は続きます。

近年、酒蔵めぐりが盛んなこともあいまって、旅行で来られる方が増えている与謝野町。西原さんをはじめ地域の方々も、わざわざこの場所へ足を運んでくれる方を大切にお迎えしたい! “来てよかった” と思ってもらうために観光の受け入れや導線をもっと整えていきたい! という気持ちが年々強くなっているそうです。

酒造りを学びたい方や与謝野町の暮らしを知りたい方はもちろんのこと、“地域観光をプロデュースする” といった観点から与謝野町と関わってみたい方が参加してみるのもいいかもしれませんね。

おわりに

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終始やわらかな口調で話す西原さんから、酒造りや与謝野町に対する熱い想いが伝わってきた今回のインタビュー。いきなり「移住」と考えるとハードルを感じてしまうかもしれませんが、まずは一緒に地域を盛り上げていく「仲間」になるような感覚で与謝野町を訪れてみてはいかがでしょうか。

「酒造りに興味がある!」「与謝野町を一緒に盛り上げてみたい!」そんなみなさんからのご応募、お待ちしています!

(文責・並河杏奈)

【与謝野町関連WEBサイト】

・与謝娘酒蔵
http://yosamusume.shop-pro.jp/

・与謝野日々是(与謝野町観光協会HP)
https://yosano-kankou.net/
・TAKE ACTION YOSANO BRANDING
http://yosano-branding.jp/
・THE TANGO
http://thetango.kyoto/

 

実施時期 2019年1月25日(金)~2月1日(金)
滞在日数 8日程度(日数などはご相談ください)
体験場所 与謝娘酒造
参加料金 10,000円程度で調整中 ※食事代、保険等 別途
参加方法 ウェブサイトフォームにて参加申込み(1/21締め切り)→確定のご連絡→ご説明・実施
募集人数 2名
※応募多数の場合は抽選などとさせて頂きます。
宿泊場所 与謝野町内の宿泊施設を手配
その他・備考 ・仕事はインターンシップ的なものですが、希望によっては継続も可能です。
・ご不明な点はお気軽に担当までお問合せ下さい。
お問合わせ先 | 与謝野町企画財政課 担当:谷口
TEL : 0772-43-9015 MAIL : kikakukzaisei@town.yosano.lg.jp
アクセス 東京から
【電車】新幹線で京都駅まで(約2時間20分)
京都駅からJR山陰本線、京都丹後鉄道(丹鉄)で与謝野駅(約2時間20分)
京都から
【電車】京都駅から(JR山陰本線) 福知山駅で京都丹後鉄道に乗り換え与謝野駅まで(約2時間20分)
【車】京都市内から京都縦貫自動車道・沓掛ICから与謝天橋立IC(約1時間20分)
大阪から
【電車】大阪駅から(JR福知山線) 福知山駅で京都丹後鉄道に乗り換え与謝野駅まで(約2時間30分)
【車】大阪市内から中国自動車道・吹田ICから与謝天橋立IC(約1時間50分)

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