自分で移住のハードル、上げてない? 肌に合わないならやり直せばいい、3人家族の移住計画

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京都のおもしろい人を訪ねる「人を巡る」シリーズ。京都に移住した人の体験談や京都の企業で働く人をご紹介する連載コラム記事です。移住するに至った苦労や決め手、京都の企業ならではの魅力など、ひとりの「人」が語る物語をお届けします。


第4弾にご登場いただくのは、堀江 由香里(ほりえ ゆかり)さんです。2018年2月、旦那さんと娘さんの家族3人で東京都から京田辺市に移り住みました。ご出身は茨城県、大学は千葉県。就職を機に東京都で暮らし始め、NPO法人『Arrow Arrow(アロー アロー)』を設立(2019年に代表理事を譲渡)。現在は、全日制マイクロスクール(小学校)を創立するための準備を進めています。そんな堀江さんに、東京を離れた背景や、移住に対する考え方についてお聞きしました。

肌に合うかどうか、移り住んでから確かめよう

ーーご家族で東京から移住しようと思った背景について教えてください。

幼稚園に入園するタイミングで、娘の教育環境を整えたいと思ったのがきっかけです。すごいスピードで成長していく姿を目の当たりにして、親である私たちが教えられることって限られているなと思ったんです。その代わりに、好きなことを好きなように学べる機会を増やしてあげたいなって。見たり、触れたり、生み出したり。ひたすら自由に遊べる環境を求めて、移住を考えはじめました。

ーー東京での日常を手放すことに対する不安はありましたか。

もちろん、ありましたよ。収入も不安定になりましたし(笑)。でも、新しい環境だからこその発見があるし、ゼロから何かを生み出せる楽しさもあります。捉え方ひとつで、見える景色って変わりますよね。それに、どの場所に暮らしたとしても、家族3人が一緒なら楽しいよねって夫と話していて。肌に合うなら長く居ればいいし、合わないならまた移り住めばいいじゃんって東京を離れました。

家族で移住するコツは妥協しないこと

ーー移住先を検討したとき、旦那さんとはどのように話し合ったのでしょうか。

前提として、「絶対に京都じゃなきゃダメ!」というのはありませんでした。最初は夫の実家がある鳥取県に移住するつもりだったので。最終的に移住先を京都に決めるまでには、何度も意見のすり合わせをしました。物事を考える過程がお互い違うので、意思疎通が上手くいかず、対立しかけたこともあります(笑)。

ーー家族やパートナーと移住する上で、大切なことってなんだと思いますか。

責任が片方に偏らないようにすること。どちらかの意見を押し切ってしまうと、移住先で何か問題が起こったときに、どうしても責任が偏ってしまうと思うんです。それはよくないよねって。私たち夫婦の間で、お互いが納得するまで話し合おうって約束して。じっくり対話する時間を大切にしました。

ーー2018年に移住して約1年。実際、京都での暮らしはいかがですか。

時間がゆっくりと流れているのがとても心地いいですね。最寄駅までの道のりに深緑の綺麗な並木道があってお気に入りなんです。うちの娘も幼稚園で走り回っているようで、東京にいる友人の子どもたちと遊んでいたら、体力の差が目に見えて分かりました(笑)。

もちろん、東京と比較したら無いものはいっぱいあります。京都独特の文化に慣れるまでにも時間がかかりました。東京でできたことが、京都ではできないって思うとつらいですけど、今の生活だからこそ得られることを考えれば大したことないですよ。

移住ってやり直しがきくことだと思う

ーー最後に、移住を検討している方に向けてのアドバイスをお願いします。

失敗してもいいんじゃないかなと。移住ってやり直しがきくことだと思うんです。移り住んでみないと分からないし、肌に合わないなら場所を変えればいい。なんなら職場に「ダメだったら戻っていいですか?」って伝えておいてもいいと思うんですよね。

ーー失敗してもいい。すごく救われる言葉ですね。

失敗しかしてない、自分への言い訳かもしれないですけど(笑)。でも、心に迷いがあるときは留まったほうがいいかもしれません。失敗できないって焦るなら、無理にしなくてもいいんじゃないかな。「今しかない!」ってなるときに動けばいい。その時々の、自分の気持ちに身を委ねればいいと思うんです。

▼お知らせ
2019年8月28日に開催予定の「町家オープンカレッジ(MOC)」にて、今回のインタビューに応えていただいた堀江 由香里さんがゲスト登壇します。

テーマは「変わる教育!これからの小学校(学び)のカタチを創る」。教育関連のお仕事をされている方はもちろん、お子さんの小学校選びを考えたい方、自分らしく生きる・働くことに関心のある方にもおすすめです。

2020年に教育改革が実施されようとしている現在。堀江さんが設立準備を進めている「全日制マイクロスクール(小学校)」のお話も交えながら、「教育」について一緒に考えてみませんか?

■日時:2019年8月28日(水)19:00 〜 22:00(受付開始 18:45〜)
■場所:京都リサーチパーク町家スタジオ
■住所:京都府京都市上京区福大明神町128
アクセス:http://www.krp.co.jp/machiya/access.html

■プログラム:
19:00〜 堀江氏によるゲストトーク
20:00〜 ワークショップorトークセッション
※内容調整中
21:00〜 交流タイム

■参加費:1,000円(お菓子+ドリンク)
■定員:30名

詳細はこちら

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