おいしい料理、楽しい人、居心地の良さに出会える 河原町三条『IL LAGO(イル ラーゴ)』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

京都の日常を彩る食を訪ねる「食を巡る」シリーズ。京都らしい食べ物や飲み物、京都移住計画メンバーのお気に入りの一品をご紹介する連載コラム記事です。食べることは生きること、京都での暮らしに彩りを与える物語をお届けします。

食を巡る第5弾は、河原町三条にある『IL LAGO(以下、イルラーゴ)』。10年同じ地で営業していた『IL LAMPO(以下、イルランポ)』を引き継ぐ形で、2017年オープン。店主が常連として通った前店舗の良さを残しつつ、オリジナリティあふれるお店展開で新たなファンも獲得。引き継いだいきさつや想いなどを伺ってきました。

いろんな人が喉をうるおせて、癒やされる場所にしたい

河原町三条交差点から二筋北の通りを東に入ったところにある「イルラーゴ」は、2017年にオープンしたイタリアンバール。オーナーの堀田樹(ほった・たつき)さんは、老人ホームやIT会社、ゲストハウス運営を経て、現在は料理人としても奮闘しています。

京都府長岡京市出身の堀田さん。東京や長野で仕事をしていたこともありますが、いつかは京都に帰って仕事がしたいと思っていたのだそう。京都は住みやすくいいところ、バランスがよく刺激もあるし、関西弁でしゃべられる!という理由が大きかったのだとか。

イルラーゴの「イル」はTHE的な意味があり「ラーゴ」は湖を指すのだそう。いろんな人が喉をうるおしに、癒やされに、集まる場所にしたい…という思いからそう名付けられました。

オススメはジューシーな鴨肉ハンバーグ!

イルラーゴの看板メニューは「鴨肉ハンバーグ」。つなぎを使わず形成されているので、肉肉しい食感と味わいが楽しめます。鴨の旨味を感じてほしいと、ソースはかけず塩コショウやオリーブオイルなどで、シンプルな味付けにしているそう。レモンを絞ると爽やかさアップ。いくらでも食べられそうです。

ほかに炭で焼く串焼きやポテトサラダ、ミートソースパスタも人気メニュー。また「チケッティ」と呼ばれる、小皿料理とワインでサク呑みも楽しむ人も多く、がっつりごはんでも、軽く一杯でも、どちらのニーズにも答えてくれます。

(イルラーゴ Facebookより)

イルラーゴは基本夜営業ですが、土日祝のみランチで「カモバーガー」を提供しています。鴨肉ハンバーグとアーリーレッドなどが挟まれてボリューミー。用意されるのは20食ほどなので、気になる人は早めに来店を。テイクアウトもOKなので、鴨川ピクニックのお供にもオススメです。

前オーナーから「あんたに任せるわ!」と太鼓判

「イルラーゴ」の前進は「イルランポ」というお店でした。イルランポもイタリアンバールで人気があり、閉店の知らせに惜しむ声が多かったといいます。最終的に堀田さんが選ばれたのは、若さと、やる気を認められたから…かもしれません。

堀田さんは、店名を変えて引き継ぎたい意思を示しました。店名はそのままでという意見が多かった中で、その意思は異例でした。ですが前オーナーは「よう変えるって言ってくれた!」と、覚悟ともいえる思いを評価し、任せてもらえることになったのだそうです。

また、堀田さんは、前職で長野にある、30年続く赤字続きのアウトドアスクールとペンションを、オシャレなゲストハウスに作り変え、初年度で黒字に転換させた実績の持ち主。若くして結果を出す姿も、決め手になったといいます。

名前を変えたことで新しいお客様が増える一方、常連客が離れることもあったそうですが、堀田さんが常に考えているのは、どうすれば、イルラーゴに行きたいという気持ちになってもらえるか。

イルラーゴに行きたいと思わせる手段のひとつとして、Instagramを毎日更新しています。特にストーリーズを活用しているそうで、トイレの便器を変えるとなった時に、自動開閉付きかどうかを、ストーリーズでお客様に投票してもらったそう。そうすることでお客様は興味が湧き、来店理由につながるという仕掛け。お店側もお客側も楽しめる、今の時代ならではのアイディアです。さて、どちらの便器が採用されたか…?それは来店してみてのお楽しみ!

40歳のころには、自分の持っているものを「give」したい

「あんなんしたい、こんなんしたいってのを思ってたら、来たときに動けるじゃないですか。波が来たらそれに乗っかる準備を常にしておく。だめだったらやめる。35歳までにいろいろ見つけて新しいことをして、40歳ぐらいには、知識なのかお金なのかカラダのかわからないけど「give」できるようにしておきたい」。今後の展望をお聞きしたら、このような答えが返ってきました。

今までも常にアンテナを張りつつ全力で取り組んできましたが、店舗立ち上げのコンサルタントを請け負ったり、新たなお店の構想を温めていたりと、やりたいことだらけだらけだと笑う堀田さん。これからも野望は続くようです。

堀田さんは今年32歳。40歳になる8年後の姿が楽しみでなりません。

 

『IL LAGO(イル ラーゴ)』

住所:京都市中京区河原町通三条上ル2筋目東入ル恵比須町534-29
TEL:075-212-8525
営業時間:平日・17:00〜0:00 L.O./土日祝・12:00〜14:00L.O.・17:00〜0:00 L.O.
定休日:木曜日・その他不定休

Facebook:https://www.facebook.com/il.lago.kyoto/
Instagram:https://www.instagram.com/il_lago_kyoto/?hl=ja

記事の作成に関わってくれたクリエイター

  • このエントリーをはてなブックマークに追加