募集終了2017.05.10

老舗不動産会社のメディアづくり。京の「まち」を、海外へ

京都らしさを感じるのは、どんなときでしょうか。

鴨川を歩いているとき?清水の舞台を眺めてるとき?
抹茶スイーツにときめいているとき?

いずれも、確かに。しかし、京都の町並みを、もう一度思い返してみてください。ふと大通りから外れ、路地裏を散策……石畳が続く先にひっそりと佇む「町家」の玄関口に出会ったとき。

京都らしいなぁ。風情を感じて、カメラのシャッターを切る人も多いのではないでしょうか。

京都の町を歩いていると、そんな町家に数多く遭遇します。しかしながら、実はこの7年間で京町家は、約5,600軒減少し現存する数は約4万軒。かつ、そのうち約5800軒が空き家だといいます。(京都市内の町家調査より)。年平均800軒の町家がなくなるということはつまり、京都の景観、京都らしさが失われつつあるということ。

そんな現状を打開し、京都の町並みをより良くしていきたい。

この使命を掲げ、「古い=使えない・売れない」というイメージだった「京町家」を、「古い=味わいがある、経年美」という考え方の元、リノベーションにより新たな価値で提供しているのが『株式会社 八清』です。

創業62年目を迎える老舗。ただ単に町家を販売するのではなく、シェアハウス、コワーキングスペース、旅館など、様々な活用方法を提案しています。京都移住計画では、何度か求人記事を掲載している会社。これまで、「リーシングプランナー」「営業支援コンシェルジュ」「プロデューサー」を募集してきました。

今回は、メディア戦略を強化するため、「グローバル担当Webデザイナー」と「日本語担当Webデザイナー」の2職種で新しい仲間を求めています。

老舗不動産会社が挑む、Webメディア戦略

町家が姿を消しつつある現状。京都における町家の存在価値。これら事実を知っている人は、おそらく他府県民はもちろん、京都府民のなかにも多くないでしょう。それって、すごく、もったいない。町家の必要性や歴史的価値を、もっと広めたい、知ってもらいたい。日本だけでなく、世界に向けて発信していきたい。

そのために、現在のWebサイトを「メディア化」して、「伝えること」に力を入れていく。今回募集する2職種が担うミッションとなります。なぜ、伝えることに力を入れていくのか?その理由を、現社長を父に持つ、専務取締役・西村 直己(にしむら なおき)さんにお聞きしました。

「一方的に物件を売るんじゃなくて、京町家や京都の文化のおもしろさをもっと伝えていきたい。京都の生活をリアルに伝えて、暮らしを身近に感じてもらい、京町家のファンになってもらいたいんです。そのためにも、広報にウェイトを置いて、メディアとして情報を発信していきたいと考えています」

所属する部署は、『メディアデザイン部』。Webをはじめとした様々な媒体を通して、「伝えること」を実現する部署です。主な仕事内容は、物件の紹介ページを制作すること。

それに付随して、京都の魅力や京町家の暮らし、八清の想いをコラムとして記事化するなど、現行のWebサイトをメディアとして更新していきます。大切なのは、なによりもまず、紹介する担当の物件を好きになること。そして、誰も気づいていない、物件の良さを見出すことです。

スペックをアピールするのは、データ欄に一任するとして、それよりも、物件の魅力、営業担当者のこだわり、想いといった部分をお客様に届けるのが仕事となります。その上で、どんなデザインにするか、どう表現するかは、担当者の意見を活かすことができます。まずは、「自分がいい」と思うやり方でやってみてほしい。自分の個性を反映できる環境。お客様に誰がつくったページなのか、分かってもらえるときもあるそうで。

町家のこだわりだけでなく、制作者としてのこだわりにも気づいてもらえること、そして、お客様と販売担当者のご縁を結べることが、なによりもの喜びになります。さらに今後、特に力を入れたいのが「グローバル化」の推進。海外のお客様との間に、ご縁、より確かな架け橋を築いていきたいといいます。

「これまではご夫婦のどちらかが日本人、いわば、国際結婚をされているお客様が多かったのが、最近では、ご夫婦共に欧米や中華圏の方が増えてきて。対応が追いつかない案件もありました。これはちょっと、海外のお客様に対応できるようにしないといけないとなり、3年前からグローバル体制の強化に努めてきました」

「これからグローバル事業の開拓を推し進めるためにも、さらに体制を整える必要があると感じていて。物件運営・売却営業と共に、Webサイトを通じた”広報”を据えようと。一方的に物件を売るだけでは説得力がないですし、共感もしてもらいにくいと考えました」

現在、グローバル事業を担当しているのは、実質2.5人。事務・物件運営の担当、営業・マーケティングの担当の2人がメインに取り組みつつ、もう1人は、企画・デザインとの掛け持ちでグローバル事業を補助している状況です。

続いて、そのグローバル事業で「営業・マーケティング」を担当している、尾藤 俊輔(びとう しゅんすけ)さんにお話を伺いました。これまでの海外勤務経験で磨いた英語力を活かし、先陣を切って、八清のグローバル化を推し進めており、グローバル担当Webデザイナーが密に関わることになります。

海を越えた先、京町家を愛する人に向けて

グローバル担当Webデザイナー(以下、グローバル担当)の業務は、「海外のお客様向けのコンテンツ」を制作すること。現行でグローバル版のサイトはありますが、さらに磨きをかけていきたい。新しい物件情報ページを制作することはもちろん、京都の文化や日常など、海外のお客様が京都に暮らすための「リアル」をより感じられるようなコンテンツもつくっていきます。

海外向けに情報を発信する。そのためには、「なにを伝えるのか?」という種の部分が必要です。そこで不可欠となるのが、尾藤さんとの連携。海外からの問い合わせ対応や日常的なコミュニケーションをとり、海外のお客様のニーズを把握している尾藤さんと共に、発信すべき情報を考えていきます。

「お客様が知りたい情報は日々変わっていきます。購入したあとにどれくらいのメンテナンスコストがかかるのかなど、様々なお問い合わせがあります。例えば、そんな疑問に対して、”弊社ではこんなアフターサービスもしていますよ”と伝えるコンテンツがサイト上にあれば、海外と京都、もっといえば町家との距離がぐっと近づきますよね。そこで肝となるニーズを聞き取るのが僕の役目というわけです」

海外の人にとって、京都に住むことはたくさんのハードルがある。でも、それは、裏を返せば全てがビジネスチャンスにもつながります。

「例えば、その流れでサービスの部分も強化できたらと考えてます。管理サービス、空き家管理だけじゃなくて、お悩み相談窓口みたいな、コンシェルジュ的なサービスも提供できたらおもしろいなと。そういう意味でも、聞き取りはもちろん、情報発信をする上での信頼関係づくりを大事にしていきたいですね」と、西村さん。

グローバル版サイトを窓口に、様々な事業に発展。その可能性は、まだまだ未知数です。Webデザイナーとしての実務経験があるに越したことはありませんが、入社前の実務経験は問いません。絵心や美的センス、例えば、自分の頭にあるビジョンをなんらかの形でアウトプットできる方を求めています。

重視するのは、英語で完結できる能力。誰かに任せなくても、自分でお客様対応やコンテンツ制作ができるくらいの英語力が必要です。また、情報を文章化する上で、Speakingよりも、Writingが重要になってくる。

「伝えたいことを的確に表現できることが求められます。表情で伝えることができないので、文法的な正しさも必要ですし、例えば、日本語は感情的な文章があってもいいんですけど、それを英語にするとね、ポエムみたいになって違和感がある、みたいなことも起こるので。単純に日本語を英語にできるだけじゃなくて、日本語と外国語のニュアンスの違いを理解できる人に来て欲しいですね」

いわば、コンテンツの最終的な校正・校閲責任。グローバル版サイトの「ゴールキーパー」のようなポジションです。しかし、八清は不動産会社。英語力やコンテンツ制作力も大切ですが、物件の管理や運営など、入社して身につける不動産の知識はたくさんあります。

もちろん、今はなくても大丈夫。尾藤さんも、全く畑違いの業界からの転職組です。前職は、広告代理店や製薬会社。八清が新しいグローバル担当者を募集していると知ったのは、タイに赴任しているときでした。

「もともと、八清のことは知っていました。サイトに定期的にアクセスしながら、物件を見るのが習慣になっていて。求人募集の案内を見てすぐにタイから応募書類を送って、面接の日に合わせて一時帰国させてもらって、ご縁があって採用していただいたんです」

尾藤さんは、もともと京都生まれ、京都育ち。いつか京都に戻ってきたい、何らかの形で貢献したい、という気持ちはあった。

「イギリス留学の時期があるんですが、ヨーロッパって、すごく町並みが守られているんです。統一感があって、すごく綺麗で。それと比較して、こう、京都はどうなんだろうって。町並みが好きだっただけに、すごく悔しかったんですよね。次第に、京都の町を守るとか、文化を大事にするとか、そういう思いが強くなって。だから、八清に入れば、自分の想いを実現できるんじゃないかって考えたんです」

京都に誇りを感じ、戻ってきた尾藤さん。八清で海外のお客様と接するなかで、京都を大切にしたいという気持ちは一層強まります。

「以前、中国のお客様と良い出会いがありました。お話を聞くと、昔の日本も同じやったと思うんですけど、経済成長と共に物質の豊かさが際立って、古い建物を壊して、新しい高層ビルを建てたり、中国人としての大事な文化や精神性みたいなのが失われつつある現状を危惧されていて。そんなとき、京都に来るたびに、昔の中国を思い出し、ほっとした気分になれると。だから、京都で町家を購入して、ゲストハウスを運営して、母国の人たちに古い物を残す大切さを伝えていきたい、という想いで活動されていて。すごく、熱いですよね」

町家を海外の人に売る。それは、極論すれば、日本の国土を他所に売ることになります。でも、八清が考えるグローバル事業は、単純に国土を売ることではない。京都を愛し、町家を愛し、守っていきたい。

そんな熱意ある海外のお客様に町家を届けることが、結果的に文化を未来に残すことにつながる。だからこそ、尾藤さんは、「売るだけで終わりにしたくない」と語ります。

「グローバルチームのミッションであり、私の想いでもあるんですけど、売って終わりではなくて、八清で物件を購入していただいた人が、きちんと地域に溶け込み、京都の暮らしを楽しめるようになってほしいんです。地域に、京都に、溶け込んでもらうお手伝いができたらいいなと。だから、単純に京都の物件情報を伝えるだけじゃなくて、京都の魅力とか、カルチャーとか、実際の暮らしぶりも、グローバル版のサイトでは発信していけたらなと思ってるんです」

だからこそ、”繋ぎ役”となるWebサイトへの期待値は高い。それはもちろん、グローバル版だけでなく、日本語版にも当てはまります。

「伝える」を「デザイン」する

日本語担当Webデザイナー(以降、日本語担当)も、コンテンツを発信していくという仕事自体は、グローバル担当と同じ。お客様と直接接している営業担当の社員さんから、お客様のニーズを引き出し、情報を発信していく。また、物件のページを制作するときも、物件のデザインのコンセプトや想いをヒアリングし、自分なりの想いや気付きも交えながら紹介ページを制作します。

求めているのは実務経験者。所属するのは、同じくメディアデザイン部。もともと「Web制作部」という名前でしたが、最近になって部署名が変わりました。しかし、単純に変わっただけではなく、背景には深い想いが込められています。

部署名変更を発案したのは、メディアデザイン部のリーダー:安藤 雅人(あんどう まさと)さん。「あ、桜の花びらですよ」と、本社の玄関先に舞い降りた春を喜べる、穏やかな方です。

ディレクターの立ち位置で、サイトの方向性や新しいプロジェクトのアサインなどを担当しており、新しく入社する方の直属の上司にあたります。Webを制作するのではなく、想いを伝えることが部署の役割。安藤さんのメディアデザイン部にかける想いです。

「例えば他府県のお客様のなかには、”京都は近所付き合いが大変”と思っている人が多いんですけど、実際はそんなことないんです。このように誤解されていることや知られていないことがたくさんあって、それが、すごくもったいないなって感じてて。八清が展開している事業内容はもちろんですが、京都に暮らす上でのリアルな情報も伝えていかないと、せっかくの出会いのチャンスを逃してしまう。知られていない現状をどうにかしたいという想いから、社内の意識改革という意味も込めて、メディアデザイン部に名前を変えることを提案しました」

ミッションは、「伝える」こと。Webページをつくるだけでも、物件を売るだけでもなく、京都の暮らしや京町家、八清で働くスタッフの魅力を伝えていくことをメインに取り組む部署です。安藤さんも尾藤さんと同じく、不動産業界は未経験。自社サイト運営に、1から10まで全てに関われる業務内容に惹かれました。

一般的なWeb制作会社だと、クライアントの要望に沿うように、費用等のクライアント側の要望に考慮しながら企画提案する必要があり、制約も多い。しかし、自社サイトの運営だと、全てが自分のがんばり次第。特に、八清はWebへの理解があり、居心地の良さを感じていると安藤さんは言います。また、「京都」の町並みにも惹かれたことが後押しに。

社員全員が発信するWebマガジン

「潜在的に古いものが好きで、町家には興味があったんです。昔からある町家には歴史や生活が息づいていて、また新しい誰かが暮らし、歴史が刻まれ、未来に残っていく、そんな不思議な部分に惹かれたんです。だから、京町家を残していくことをビジョンに掲げている八清に面白さを感じて。会社の想いが強い分、自社サイトをつくっていくやりがいも大きいだろうなと思いました」

最近では、Webマガジン『スエヒロガリ』を開設。部署名変更を体現した取り組みです。

八清の想いや事業内容、不動産にまつわる知識、京都の暮らし、観光スポットなどを八清の社員全員が発信していくブログ形式のWebマガジン。冒頭で西村さんからもあったように、八清のサイトはひとつのメディア化を目指しています。その皮切りとなるのが、このWebマガジン『スエヒロガリ』。安藤さんは編集長として、記事の最終チェックや社内運営体制の調整を担っています。

「いろんな活用法が広がる、発信活動のベースにしたいですね。日本語で制作した記事をベースに、グローバルのコンテンツに落とし込むとか、物件紹介の中で、関連性の高い記事とリンクをつなげるとか、例えば、エリア紹介の記事があれば、より暮らしに対するイメージがつきやすくなるだろうなと思っています」

また、メディアをデザインする部署として、様々な「伝える方法」を考えて提案してほしい。お客様の要望や時代の流れによっては、Web以外の方法だってあるはず。それを一緒に考えていけたらと、安藤さんは言います。

「Webも、デザインも、あくまで手段です。ひとりでも多くの人に伝えるなら、Webが適していると思いますが、場合によっては本を出版するでもいい。誰になにを伝えるかで媒体は変わります。その可能性を模索していき形にしていくのが、Web制作部ではない、メディアデザイン部です」

時代的にWebが主流ではあるけれど、媒体は問いません。書籍や動画など、様々な媒体(メディア)を駆使して、コンテンツを届けていく(デザインする)。その積み重ねが、結果的に利益につながり、八清の資産にもなっていく、そんなビジョンが、この部署名には込められています。

大切に受け継がれてきた町並みを伝えたい

新体制となった部署の方向性を聞き、深く頷いていたのは、同じくWeb制作担当の河野 彩(こうの あや)さん。

「私自身、Webサイトを作りたくて入社したわけではなくて。想いを伝えるというか、ものづくりがしたいなって。だから、メディアデザイン部に名前が変わったのはとてもいいことだと思ってます。Webだけをつくるというよりも、YouTubeでチャンネルを開設するなど、新しくておもしろい発信源をつくりたい。今の時代、Webのウェイトが大きいので、その価値を大切にしつつ、他の媒体でも発信していける環境にしたいですね」

日本語・グローバル版の物件紹介ページの制作、町家をリノベーションしたコワーキングスペース『京創舎』の運営担当など、担っている様々な業務。そのなかから、新しく仲間となる日本語・グローバル担当が、物件のページ制作やグローバルコンテンツの制作、情報発信のマーケティングなどを引き継ぐ形となります。

京都に住むこと、町家での暮らしのインタビューなどの動画

2015年に入社した、河野さん。香川県出身で、もともと地元の会社で広告制作に携わっていました。楽しい大学生時代を京都で過ごしたこともあり、香川ほど田舎じゃなくて、東京ほど都会でもない、”ちょうどいい”、京都に戻りたいという気持ちを抱き始めたころ、たまたま、大手求人広告会社から八清の募集案内が届きます。

「もともと八清って会社は知らなかったんですけど、応募する際に京町家について調べていると、共感できる部分が多いなって感じて」

ヨーロッパでの生活を2年間経験しました。そのとき、「あまり新築をしない」という住宅事情が京町家の価値観に似ていました。

「ヨーロッパの人たちって、古い家を自分たちで治すのが普通なんです。例えば、水道が漏れたりすると、2〜3週間は業者が来なくて、すぐに治らないんです。”じゃあ、家族みんなで修理しようか!”、みたいな感じで、その状況を楽しむんですよね。不便さを楽しんでる。そこが素晴らしいなって感じていて、京町家にも近い価値観があるんじゃないかって。ヨーロッパの人たちと同じように、大らかな人が住んでいるのかなって思ったんです」

京町家に住まう人たちの穏やかな暮らしぶりも、メディアを通して伝えていけたらいいですね。

「ちょうどいい雰囲気」の職場

メディアデザイン部のオフィスがあるのは、自社ビルの4階。騒がしすぎないし、静かすぎでもない。自分の仕事も個々でできていて、なにか相談したいことがあれば、気軽に質問できる環境です。お客様の対応は、基本的には営業や事務担当の人が担います。

そのため、電話などの対応で作業が中断することがない。制作の時間をスムーズに、集中しながら取り組めるのは大きなメリットです。西村さん曰く、比較的おとなしい会社。しかし、それを「全てよし」と肯定的に考えるのは難しいそうで。

「メディアデザイン部は4階にあるんですけど、そのほかの部署の人たちとコミュニケーションが取りづらいのが課題です。お客様の要望とか、物件の見せ方とか、社員個人が持っている情報を積極的に交換したほうが、より良いものが生まれます。なので、定例会議を開くとか、コミュニケーションをとれる環境に意図的にしていこうと考えていますね」と安藤さん。

コンテンツには種が必要で、その種はお客様と直接やり取りする営業さんや事務さんが握っている。コミュニケーションは、コンテンツ制作において必要不可欠な仕事のひとつです。

河野さんも、「これまで個人個人で業務が完結していたんですけど、チームで新しいことができればおもしろいなって思います。2人1チームを組んで、ちょっとしたことでも相談し合えるような関係性になれば、もっと色んなことができるんじゃないか」と、可能性を模索します。

仲間との連携は、より良いコンテンツをつくるために大切。場の空気を和ませたり、発言しやすい監教を意図的につくってみたり。一人ひとりが意識することで、八清の成長はさらに飛躍するはずです。

京の”まち”を伝え、創っていく

各社員の現場の声を拾い集め、コンテンツづくりをしていくワークショップ

Webサイトをメディア化する。メディアの軸となる、「伝えたいこと」とはなにか?

西村さんは、「一番は、京都ですね」と語ります。

「お客様を大事にするのはもちろんですが、それと同じくらい、京都の町をよくしていきたいと思って、京町家を軸にしながらいろんなことをしています。今もね、いい町やと思ってますけど、もっと、クリエイティブで楽しい町になったらいいなと思うんです。京都の魅力をつくるのは、そこに暮らし、住んでいる人たち。尾藤がいうように、国内外問わず、どんどん地域に参加してもらいたい。だからこそ、京都に住んでいる、京都に住みたいと思っている人に向けて、情報を発信していくメディアにして、”まちづくり”につなげていきたいんです」

まちづくりに、つなげていく。

「僕らはおもしろいと思った中古物件を単品で購入してるので、新築分譲業者みたいにでっかい団地をつくることはできません。でも、個別におもしろいことを色々やっている。それらを、Webサイトを中心につなぎ合わせれば、目には見えないですが、でっかい町をつくることにもなるんじゃないかって。いろんな物件を活かして、貸したり、使えたり、集まったりできるような京都の町をつくれたらおもしろいなと。保全とか修繕に対する意識の高い人もいるので、みんなでね、救済しよう!とか。そこで小さな経済が回っていく、回していけるようになったらおもしろいですね」

宿泊施設、店舗、コワーキングスペース、セカンドハウス。八清には、京町家を活かした何本もの”縦軸”があります。

その間を横断的につなぎとめ、「これが八清です」と見せられたほうが、自分たちの魅力を伝えやすいし、お客様にとってもブランドイメージを掴みやすい。そのカギを握るのが、Webサイトのメディア化であり、新しく仲間として迎える、グローバル担当・日本語担当のWebデザイナーが担う役割です。

京町家を、京都の町並みや暮らしを、世界に届ける。

メディアを通して、”つながり”を紡いでいく醍醐味を、八清で感じてみませんか?

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